脳のいらない?先読み能力【トレードの考え方Vol.11】

まさとです。
前回は脳の快と不快の話をしたんですけれど、
その中で「現状維持を選択する」という話がありました。
これが、どこまでいっても「本当かよ?」っていう感じなんですけど、
ま、実際のところ人によってはそんなことがない人もいます。
結局はホルモンのバランスの話っていう感じで片付けることもできてしまう内容なので、
日々ドーパミンが結構出ていたりとか、例えばセロトニンがいつもたくさん出てて活発に活動してるよーとか、
そういう人ってあんまり現状維持選択ってすることもなく、情熱的に常に向上し続けることもできたりします。
ただ、そういう癖自体は人間が全体的に持っている傾向があるよってことなんですが、
その傾向の中で、そうなりがちな理由の1つに「脳の癖」があるってことなんですけれど、
今回は補足説明として、より掘り下げて説明をするとですね、
現状維持を選択するってのは、よくわかんない謎の先見性を持っていることが原因だったりします。
よくわかんない先見性?
前回とつながる話で、ここ割と重要なんですけれど、
脳は、不快を感じると、不快のその先にある不快をイメージしてしまうんですね。
引き続き、ダイエットで説明します。
前回、現在の体格に不快を感じていると、現状維持を選択するという話がありました。
で、それがなぜなのか?というとですね、、、
まず、脳の中に蓄積されたデータの中に、必ずこういうものがあります。
痩せた後はまた太る。
至ってシンプルなデータですが、これは、誰しもが常にやり続けてきているはずです。
別に1キロとか、2キロの話でもいいですし、僕なんかは5キロとかの上下動は1年で簡単に変動します。
(どーでもいいんですが最近野菜を多く食べる生活を始めたんですけど2ヶ月で8キロ痩せました(自慢))
だから、誰でも持っているデータのはずなんですね。
「痩せた後はまた太る」
で、太っていることが不快であると思ってしまっている場合。
脳はここからさらに先読みして不快感を避けようとしてしまうんだそうです。
ここ大事です。
思考回路的には、こんな感じです。
「もしも痩せたら、また太る。
また太るのって、めっちゃ不快。だから、このままの方が良いんじゃないか。そうすれば新たな不快を感じないのだから」
という感覚を持ってしまうんです。
つまり、とってもわかりやすく言うとですね、
「不快」の可能性を避ける
ということです。
可能性を避けちゃうってことなんですね。
もう一度言いますね。
もしも痩せたら、どうせまた太る。
今の状況から痩せたら、また太るでしょう。どうせ。
だから、痩せなくていいんじゃない?
という思考です。
つまり、過去のデータからの可能性を過大視するわけです。
可能性を探るために何をするのかって言うと、
自身の過去のデータを引っ張ってくるわけで。
誰でも通っている体重の増減、「痩せたら太る」「太ったら痩せる」
というのを引っ張り出してきて、かつ、
「痩せてから太るのは不快」
「太ったから痩せるのは快」
という情報を導き出すんですが、
「不快の可能性を避ける」わけですから、
「痩せてから太るのは不快」なので、
「痩せることすらいやです」っていう思考をするんですね。
やばくないですか?笑
本当かどうかは試してみるのが早かったりもするんですけれど、
一度、『こういう傾向があるんだ』と捉えてみてもいいと思うんです。
自分を知るために。自分という人間を知るために。人間を知るためにね。
これをですね、回避する方法はもう1つしかないんですよ。
どこのセミナーでも、まぁどんな精神論の話でも、聞いたりするんですけれど、
肯定するしかありません。
不快感を消すしかないんです。
不快感を消す?というのは、つまりです。
「今のままでも全然オッケー」と思うしかないんですよ。
そんなこと思ったら痩せられないんじゃない?って思うじゃないですか。
でも、脳は天邪鬼なので、おかしなことにですね、
「痩せてから太っても別にいいから、一回痩せてみるか」
という思考をするわけです。
おかしいでしょ(笑)
前回も言いましたが、四諦って言葉があるように、諦めるっていう話がありましたね。
諦めるというのはですね、略語と言われておりまして、
本来の言葉ですね、
「明らかに認める」
という意味があるらしいです。
そうです。昔の人は脳のことをわかっていたのでしょうかね。本当。すごいよね。
現状を明らかに認めることを、二文字で「肯定」と表現するのだと思います。
自分の肉体を明らかに認めたら、そこに不快はあるのだろうか?
たぶんありません。
これが、脳の癖を突破する方法の1つになるんですね。
さてさて、これをトレードに置きかえて考えてみましょう。
トレードの過去データを先読みする
さて、トレードって、さっきのダイエットの話と同じような感じで、こんな感じなんですよ。
お金が減ったら不快。
お金が増えたら快。
当たり前ですね?
そして、絶対的にあるお金に関するデータはですね、これです。
増えたお金は減る。
これなんですけど、
増えたお金が減るのは当たり前のことですね。
生活費かかりますよね。食費とか、家賃とか、光熱費とか、衣料品とかね。
給料もらったら、そこから払いますよね。
どれだけお金を稼いでも、お金は減っていくことはほとんどの人が感じていることですね。
んで、お金が減ることに対して不快感を感じているとですね、
お金を増やすための何かを行動として起こすことが難しくなるっていうのが、今話している理論なんですね。
で、これをトレードで言うのなら、
「損切りは不快」っていうことになっちゃうわけですよ。
で、トレードっていうのはね、
損切りをしないとお金が飛ぶんです。もう絶対飛ぶんですね。
トレードに絶対はないんですけれど、
絶対飛びます。笑
1つ前提として、レバレッジ取引をしている場合は、絶対飛びます。
現物は、ほとんど飛ぶことはありませんけどね。
だから、レバレッジを2倍とかにしている時点で必ず損切りしないといけないんですが、
損切りが不快=少しでもお金が減るのが不快だと、損切りができなくなってしまうっていう。
ものすごーく当たり前の思考になるわけです。
だから、損切りと同時に、お金が一時的に減ることを肯定しなければいけないんです。
「投資」です。
投資って、目減りするの当たり前でしょう。
投資って、元本の保証がないものってたくさんありますけど、それは100%目減り状態になっているってことなんですが、
損切りは、数%で済むんだから、全然マシでしょう。中身も全部見えますしね。
一時的に減っても、一気に取り返すことができる。
だから、チャンスまで、じーーっと損切りし続けていればいいんです。
たったそれだけのことで、トレードって成果が全然変わるんですね。
まずは生き残る
そう。まずはですね、目の前のお金を飛ばさない、溶かさないことだけに集中しましょう。
そのためには、損切りを肯定しなければいけません。
じわーっと減り続けていくことを肯定しなければいけないんです。
我慢比べなんです。この我慢比べに負けた人が先に市場から撤退していくんです。
我慢に負けると、どちらかを選択してしまいます。
マーチンゲールっていう、めちゃくちゃ多くの金額で一気に取り返そうとしてしまうのと、
損切りをせずに、含み損を抱えたまま溶けていくっていう、この2つを選択してしまうので、
とにかく、我慢が大事なんですん。
で、これのいいところはですね、損切りというのは、常に「仕切り直し」をしている状態なので、
0から思考をやり直すことができるんです。
つまり、2000円とか、4000円とか、減ったとしても、そこから金額が変動しないので、
変動しない分余裕を持って考えることができるんです。
かたや、損切りせずに、そのトレードをし続けたままでどうしようかって考えていると、
考えている間に4000円、5000円、6000円、と損失が増え続けてしまったりするんです。
そんな時に、冷静に何を考えることができるんでしょう?っていう。
だから、「まずは生き残る」なんですよ。
つまりそれは、「お金をとりあえず残そう」っていうことなんですよ。
前にも書いたんですが、お金が残っていれば、再起を図ることができるんです。
とにかく損切りできません
さっきも言いましたが、1つ言えることは、
現物のトレードなら、資金が飛ぶっていうことがほとんどないので、損切りをしないっていう選択は1つアリだと思いますが、
レバレッジ取引と言って、自分の持っている資金の2倍、3倍のトレードができる状態でトレードを行う場合にはね、
この精神的な感覚は持っていないと、ほとんどお金が溶けてしまいます。
(宝くじ感覚的にたまにうまくいく人もいますが)
まぁ、突然ふっと沸いたようにお金が増えるトレードのイレギュラーはあるんですけれど、
みなさんはイレギュラーをレギュラー化したいんですか?って。
そんなの無理ですよ。安定がないじゃないですか。
安定した結果を得るのなら、とにかく、損切りを肯定した方が良いんです。
麻雀で言うなら、捨てる局はあって然るべきなんですよ。
4人でやるゲームで、100%の上がりを目指すのおかしいんですよ。
だって、25%しか上がれないんですから。正確には誰も上がれない時があるので20%なんですけど。
そんな状態で、全部イケイケでやっていたら、そりゃ負けますよっていう。
損切りをしよう!という気構えを持っても、さきほどの脳の快と不快の判断で、
すぐに「損切りしたくなぁぁあぁい」っていう気持ちになってしまうので、
それは本当に気を付けた方が良いというか、そういう性質があることを理解しておいた方が良いよっていう話ですね。
とりあえず、まとめるとですね、
何に不快を感じているのか?で、自然と出てくる思考法が変わるってことなんですね。
損切りをしたくない!って思うのは、損切りが不快だからです。
損切り自体を不快に思わず、投資と思ってコツコツとやり続けていたとしても、
その先の何かに不快を感じてしまっていると、これまた同じ結果が出てしまったりするので、
現状維持を選択しないようにって話なのに、現状を肯定しなきゃいけないっていう矛盾を許容できた時、
何かが開ける可能性が出てくるんじゃないかなと思います。
ということで、脳の癖の話でした。
ちょっとよくわからないところもあったかもしれないんですけれど、
こんな感じでどうでしょう。