「事前にわかったはずなのに」は気のせい【トレードの考え方Vol.12】

まさとです。
今回は、トレードに結構関わってくるであろう、
『後知恵バイアス』について、かるーく話していこうと思います。
といっても、これ一言で説明終わるんですけどね。
後知恵バイアス。
それは、後からわかった気になる状態のことを言います。
何か、問題が起きた時、実際に起きてしまった時に、
「なぜ事前に対処できなかったんだ?」
という話題になることは多いのですが、実際にそう思うことはあるんですけれど、
大体、後知恵バイアスにあてはまる場合もかなり多くあると思います。
僕のような人間はですね、
何かが起きた後に、「起きる前に前兆あったよね」という気分になりやすい傾向があるんですけれど、
本当は事前には何も思っていなかったのに、事後にそうなる気がしてたってい気になる状態が問題ってことです。
というのも、以前に「もっともな理由を考える」っていう話をしたんですが、
どう考えても「これ抑えようがなかったよね」っていうシーンでも、「抑えられたはず」という思考になると、
大体、もっともな理由ができてしまうんですよ。
そうするとですね、実際には何もわかっていなかったのに、「わかっていたのに」という気分になります。
1つ、この「わかっていたのに」という気分になると、それは驕りに繋がりやすいと思うんですよ。
よくありませんか。
何も指示されていないけれど、あとになって「なぜこうしないの」とか言われたり。
それは、わかっていたとか、知っていたとかじゃなくて、
大体、後知恵バイアスです。
こうした方が良いんじゃないって、事後になって初めて話す時ってあって、
別に向上心があって良いような気もするんですけれど、
今初めて言わなくても・・・っていうシーンって結構あって。
で、それ大体後知恵バイアスになっていたりするんですけれど。
その場合は、相場で勝つことが難しくなるよっていう話になるわけです。
後からわかっても意味がない。
後になる前にわからないと。
っていう単純なことなんですけどね。
この後知恵バイアスの心理傾向が相場にどのように影響するのかといえば、
単純に「向上心がなくなってしまう」というところに問題が出てしまいます。
まぁ、分析方法って結局のところパターン分析になるので、
「こうなったらこうなる可能性がある」というのを追いかけて、
100%はあり得ないんですけれど、50%以上勝てるパターンとか、
55%とか、60%とか、利益があげられるっていう偏りをあえて作っていくみたいなところがあるんですが、
そういうのって、見ていればわかるっていうものでもなくてですね、
「あれ!?見逃した」っていうところがあるんですね。
で、これ、本当難しいんですけれど、
本気で見逃したかどうかが、後知恵バイアスとかで考えるとわからなくなるので、
(見逃したと思ったのは後からわかったのかもしれないので)、
なので、リアルタイムにしっかり見続ける必要があるんですよ。
本当に、その時その時でわかったことがあるのか?という。
過去の分析をしていると、100%方向性がわかるんです。過去分析ですから。
でも、リアルタイムだと、パターン通りにトレードをしていくしかない。
なので、僕みたいに、昨日の分析みたいな感じで大体はずれたりするんですけれど(悲)。
んで、そういうことをしていると考えることが多くなるんですが、
考えることが多い=トレードの回数が多いっていうことに繋がりますね。
分析をとことんやり続けていくと、パターン分析って無限だなって思って、
いろいろなところでトレードしたくなるんですが、
以前の記事で書いているように、トレードの回数は減らした方が効率が良いんです。
なので、トレードの機会がどんどん多くなる中で、トレードの回数を少なくする工夫をする必要があるんですよ。
つまり、考えることがトレード回数が少なくなればなるほど多くなるっていう。
僕のやり方考え方なだけでもありますが。
考えることをしっかり考えて、チャートをじっくり見て、
少ないチャンスを見つけるみたいな作業が必要になるわけです。
つまりです!
努力が必要なんですよね。
ただ、後知恵バイアスで「わかったはずなのに」って考えるとですね、
チャートをそうやって見ることができないでしょ?っていう話です。
「わかってたのに・・・」って考えると、見るの終わるじゃないですか。
「なぜわからなかったのか?」って考えると、もっと見るじゃないですか。
「なぜわからなかったのか?」を考える必要があるわけです。
わかったはずなのにってなると、
端的に物事を進めようとしてしまう。
考察をしなくなる、思い巡らすことが少なくなると、どうなるんでしょう。
どうなんでしょうね〜。笑
とりあえず、向上心ってなくなるとダメですよね。
トレードにおいても、向上心がなくなるのは良くはないですよね。
より良いトレード方法とか、効率の良い方法というのは必ずあってですね、
伸びしろってあるんですよねっていう。
哲学で言う「弁証法」みたいなものでですね、
どんどん良い方法っていうのは出てくるんですが、
それは、過去の自分を否定して、過去の自身のトレード方法のどこかを否定して、
より良いものを作っていくっていうのがあったりするんですけれど、
そういう感じで、どんどん良くなっていくし、変えざるをえないタイミングもくるんで、
そんな時のために心の準備をしておいたりとかした方が良いとは思うんですけど、
こと、後知恵バイアスで「大体わかっていた」みたいな気分になると、
向上心なんて持てますか?っていう話なんですよね。
だから、後知恵バイアスというパターンから、自分自身を鑑みて、
そこから、向上心を持ち続けられる考え方とか、向上心忘れてたって気づいたりとか、していけると良いですよね。
っていうことを考えたりするわけです。
その姿勢は、必ずトレードに良い影響を及ぼしてくれるはずです。
長々と講釈を垂れていますが、
要は、思考が後知恵バイアスになってくると、向上心がなくなりやすくなります。
っていうだけの話です(笑)
相場の名言でちょっと面白いものがあります。それがですね・・・
「チャートを14分見ている場合、そのうちの12分は無駄である。」
これ、本当おもしろいなぁと僕は思ったんですけど(笑)、
要は、チャートとか相場って、絶対的に「未来はわからない」が前提にあるはずなんですよ。
というか、人生もそうですね。創造していくとは言っても、未来はわかりません。
引き寄せの法則とかで置き換えても、まぁ相場の上げ下げを引き寄せることはできません。笑
傾向とパターンを追いかけているだけで、上にいくか下にいくかすらわからないんですよね。
わからない・・・。
わからないから、考えることが多くあるわけです。
でも、この後知恵バイアスの思考法のように、わかっただろうって考えると考える時間が少なくなってしまう。
12分は無駄っていうのなら、考えない方が良いんじゃないって思ってしまいがちですが、
要は、無駄なことに考えを巡らせるものであるっていうことでもあって・・・。
つまり、そんなに見ても無駄だから2分だけ見るようにしろよっていう話でもなくて。
考えた方が良いですよね。
ということですね、
日々の生活の中で、こういう傾向ってあるのかな?とか、考えてみるとおもしろいのかなと思います。
普通にある思考法なので、全てが悪いというわけではありません。
ただ、あれは後知恵?って考えて、後知恵だった場合には、どんな風に自分の思考に影響があったのか?とか考えたり、
後知恵じゃない場合と、後知恵の場合と、考え方にどんな違いがあるのかな?とか、
後知恵の場合の表現方法と、そうじゃない場合の表現方法にどんな違いがあるのかな?とか。
いろいろ客観的に見ることを意識してみるとおもしろいと思います。
まぁ、僕なんかは後知恵バイアスの傾向がかなりあるので、
後からになって「あーだこーだ」と考えてしまうのですが、
つまり、「問題が起きた後に何かを考える」っていう思考法からですね、
「問題を起こさない」という思考法に変えなきゃなって思ったきっかけにもなったバイアスの話でした。
するとですね、資金が飛ぶことはありません。
資金が飛ぶという問題を起こさないようにしているだけですから。簡単です。
資金が飛んだ時に、
「飛ぶような気はしていたんだけど・・・」
っていうのは、後知恵バイアスです(笑)。
ちょっとまとまりがない文章になってしまいましたが、
みんなで人としてもトレードも成長していけるといいね!っていう話なだけです。
起きる気がしていた・・・はやめて、
なぜ起きたのか?を考える。ただそれだけの話です。