宝くじが当たった人は「当たる気がした」と言う理論【トレードの考え方Vol.13】

まさとです。

前回、トレードに結構関わってくるであろう、
『後知恵バイアス』について、お話ししておりました。

今回は、確証バイアスか、投影バイアスについて書こうかなって思ったんですが、
ちょっと、後知恵について書きたいことが思いついたので、また後知恵バイアスを書こうかなと思います。

それは表題の通り、
宝くじが当たった人は「当たった気がした」という理論です。笑

これはですね、宝くじに限らずですね、
いろいろなところで「そんな気がしていたんだよな」っていう気になることを言うんですけれど、
本当にそんな気がした場合ってあるんですけれど、
人間の傾向として、バイアスっていうのがあるので、
本当はそんな気がしていなかったのに、後になって「そんな気がした」っていう気になる状態になりやすいっていうことなんですが、

ただ、それだけならなんの問題もないんですけれど、
これが元になって、とある思考回路に自然となってしまう可能性があります。

例えばです。

「当たる気がしていた」という気になってしまうんですけれど、
それは実際に「当たった後」に思うわけなので、
感覚的に「予想が当たった」ということになるんです。

未来を予知している。あらかじめ知っていた気がする。
それが後知恵であっても、そんな気がしてしまっているっていう。

これはですね、後知恵でこういうことを考えていると、
事前に「そんな気がする状態」って作られてしまいがちになると思いませんか。

実際に、当たった気がしているのだから、
「自分なら次も当てられる」って思いませんか。

引き寄せの法則とか、思いの力、願いの力で現象を引き寄せるとか、ありますけど、
そんな気になりませんか?
「当たる気がする」のではなくて、
「当たる気がすれば当たる」という思考になりませんか?

で、当たらないんですよ。まったく。

その「気がした」はほとんどが後知恵バイアスなので(かもしれないので)、
当たらないんですね。

そうして「なぜ?」ってなるんですけど、
その「なぜ?」に関しても後知恵でもっともな理由をつけちゃいがちなんですよ。
だから、勉強しなくなる。

豊福さんの動画でも、「勉強をしましょう」って言ってましたよね。
価値観を変えるには、勉強をするべきだよっていう。

その動機付けの1つとして、後知恵をなくすためっていうのがあったりとかね、
「いろいろな意味があるんだ」って考えられたりすると良いよねっっていう。

だから、勉強をしなくなるっていうのが一番の弊害かなって思うんですけど、
話を巻き戻すとですね、それは「気がするとそうなる」っていう思考回路に陥りがちだからってことです。

これはですね、もったいないんですよ。とにかく。
なんでかって、、、

例えば、トレードをしていて、「そんな気がする」っていう感じでやっていて、
それが当たると「そんな気がすれば当たる」っていう気になって、
適当なトレードをしがちだからです。

もっといえば、
含み損がものすごく増えてしまって、ただ「戻る気がする」って感じでやっていたら、
含み損が利益に変わることがあって、「やっぱりね」ってなるんですけど、
その後、また同じ状態が来た時に「利益に戻る気がする」って思えばそうなる気がしちゃうので、
そのままずるずる含み損増え続けてあーあ・・・っていう状態になりがちなんですよ。

もったいないんですよね。お金が。

なんで、そういう状態を少なくするために何ができるの?っていうことをじっくり考えてみると、
いろいろな心理状態とか、行動経済学的なのがあったりといか、バイアスがあったりするんだねってことがわかってくる。

ちょっと話変わり気味ですが、これもまた、おかしな話なんですけど、
人間っていうのは、記憶を捏造できてしまうんですね。

ある一定の状態で、ある一定の情報を吹き込み続けると、それが本当に起きたって脳が勘違いして、
そういうイメージや音声の情報を脳内で作り上げてしまうっていう記憶の捏造状態ってあるんですよ。

これはね、過去によくあったカルト系のマインドコントロールとかでよく使われる方法論で、
具体的には、密室で極限状態を作って情報を刷り込むと「そうだ」って思ってしまうっていう話です。

ただ、子供には極限状態ではなくても簡単にできてしまうんですよ。
毎日、実際には起こっていないことを「こうしてこれが起きたんだ」って詳細を話し続けていると、
子供の中で「これは起きたことなんだ」っていう記憶が作られて、
どんどん鮮明なイメージを話すこともできるほどに、記憶って作れちゃうんですよ。

つまり、何が言いたいのかって言うと、
思い込みってあるよってことなんですね。

後知恵とかで、もっともな理由を後から後から考えていると、
思い込みで「そんな気がしていた」っていう記憶が作られてしまう場合ってあるんじゃないの?っていう。

だって、誰でも記憶って美化するじゃないですか。
つまらなかったことを、楽しかったよねって思える。それっていいことですよね。
ただ、その良い能力も使い方次第。
都合の良い記憶に塗り替えていくこともできる。

そうすると、トレードで負けた時に、
「わかっていたんだけどな」ってね、技術的には問題ないっていう気持ちになったりしてしまうんですよ。

いいえ、絶対にあなたはわかっていなかったはずですよ。
っていうことを言いたいんですよ。

これをですね、いつもソクラテスの言葉を借りてですね、

「無知の知」

って言ったりします。
知らないことを知ろうってことですね。

なので、トレードに置き換えて言うのであれば、

「相場はわからないっていうことを分かった方が良いですよ」

ってことになります。

「わからない」から、いろいろなことをわかろうとできるんですよね。
前提に「わからない」があると、いろいろなことを考えることができる。
いろいろな勉強ができるんですよ。伸びしろがめちゃくちゃあるんですよ。

だから、「わからないをわかろう」「わからないを知ろう」っていうことを考えておいた方が良いと僕は思っているんです。

そう。
「わからなかった」っていう考えを持って、
「なぜだろう?」って考えるのは良いのかなって思います。
それは、建設的に未来のことを思考できるんじゃないかな。

「わかっていたけどなぜだろう?」でもいいんですけど、
「わかってたんだけどなぁ」って思ったら、どんな伸びしろがあるのかなっていう。

「わかっていたんだけどな」っていうのは、たぶんですけど、自分を守る言葉になっている気もします。
失敗した自分を認めたくないよねっていう。自己肯定感が下がっちゃう気がしますよねっていう。

わかります。
ただ、失敗した自分を肯定すればいいだけ、認めてあげればいいだけなので、
そこで自分を卑下しないで、「わからなかったんだな」「じゃぁわかるためにどうしようか?」って考えればいいのかなと。
僕はそう思います。

たぶん、トレードをしていると反省点が多くあります。
まぁ、現物のトレードでガチホしている場合は特に考えなくてもいい場合も結構あるかもですが、
(大体忍耐とか我慢とかになるので)
でも、こういうことは覚えておいた方が良いです。

反省点があるので、改善をし続けること。
良いアイディアを考えること。それをルールに落とし込むこと。
ルールは常に修正し続けること。より良いルールに変えていくこと。
そのためには問題点を見つけること。自分の作ったルールの問題を探すという作業が必要で、
これを繰り返していくのに、これに答えはないから、一生続くことを総称して「勉強」と言うわけです。

後知恵バイアス1つとっても、こういうことを考えることができるので、まぁおもしろいですよね。

ちなみにですが、
イメージとかシミュレーションとかは、事前にたくさん行ったりするんですけれど、
このイメージもシミュレーションもたぶん100したら2〜3個当たればいいくらいなんですよ。

このパターンならこう、これにはまらなければ次のパターンで・・・ってシミュレーションすると、
大体、思った通りにはいきません(笑)。
ただ、思った通りにいかなかった場合の対処法を先に準備しておけるって感じで、
円滑に進められているのかな?結果的に??みたいな感じのことは僕は多いんですけど。

その考えを持っていると「わかっていたんだけど」とはとてもじゃないけどいえないかな・・・。
でも、たまーに「こうなるだろうな確実に」って思える時もあるので、全てがっていうわけじゃないですけどね。
このバランス感覚も、どうやって養っていけるのかなー。あとは、そういう感覚に鋭い人は、結構良い成果出せるんじゃないかなー。
って思ったり。

ということで、要はそういう感じですね。
ちょっと後半ぐだぐだしましたが、

反省点があるので改善し続けることって大事だよね。
わからないをわかっておこうぜ。

っていう話をしたかっただけです。

今回はこのあたりで終わります。
お疲れ様でした!