欲しい情報だけ収集するシンドローム【トレードの考え方Vol.14】

まさとです。

今回は確証バイアスについてお話ししていきたいなーと思います。
確証バイアスっていうのは、ものすごく簡単で、二言で表現できます。

確証バイアス=
「見たいものだけを見て、聞きたいものだけを聞くこと。」

はい。これはですねー、結構多いと思います。
わたくしもですね、これはめっちゃあるんですよ。

これがどのようにトレードの邪魔になるのか?
まぁ想像つきそうなもんですが・・・。

相場って、大まかには2種類の判断しかなくて、
それは「今から上がるか」か「今から下がるか」です。

その2つの判断を、ものすごーくいっぱいの情報をもとに考えていくんですが、
なんせ、考えることが多すぎてですね、大体がですね、

「これ一旦上がるんじゃないの?」

って思った時に、

「他に上がる要素あるのかな?」

っていう思考をします。

それ自体は良いんですが、そこで終わるのがよくないんです。

確証バイアスというのは、
自分が信じていること、そうであって欲しいこと、それを助長する情報だけを探し、
反証・反論は無視してしまう傾向のことを言います。

なので、「これ一旦上がる」「これもこれも上がることを示している」と考えた後に、
「さて、下降する要素はどれくらいあるのかな?」と考えることが大事です。

なぜこれが大事なのかと言えば、
まぁ簡単に言えば、前回の記事に書いた「思い込み」を軽減するためっていうところがあります。

「思えばその気になる」という状態を脱するために、
反証・反論をあえて探すという行動を取ろうっていうことを言いたいんです。
確証バイアスは、逆に探さないことを言いますからね。

探さないとどうなるのかっていうとですね、
例えば、買ったとします。買うということは、上がると思ったんです。
でも、買った後に、損失が出ているとします。

損失が出ているのに、「上がる情報が出ている」「上がる情報が出続けている!」
と思ってしまい、その考えにとどまってしまうのが、確証バイアスだなってことになります。

で、上がる情報が出続けるもんなんです(笑)
もっとも、後知恵バイアス的には「そんなことなかったな実際は・・・」という、
もっともな理由も見つけられてしまうんですけれど・・・。

本当、自分との戦いとはよく言ったものだなと思います。

で、上がる情報だけを見続けて、相場は下がり続けるっていう状態になって、
逆に言えば、下がり続けているのに「上がる」って思っちゃってるってことになりますよね。

これは、果たしてどうなんだろう?っていうことなんです。

投資の世界でも、そういうのって結構ありましてですね・・・
良い情報だけを聞く、良い情報だけを言う、良い情報だけしか聞きたくない、
というような状態って結構あって、それが、どれだけ焦げついていたとしても結構ありましてですね、
これは、確証バイアスが顕著に出ておりまして。

んでもって、そういう人って、そのゾーンというかモードに入ると、本当にそのままでい続けてしまうんですよ。

まぁ、僕もふっつーに経験があることなんで、悪いとか良いとかっていうことはあんまり言いたくないんですけど(汗)。

これは、トレードにも当てはまるし、投資にも当てはまるよっていうことを言いたいんです。
で、大体損しちゃいますよってね。

実際に儲かっている時って、儲かり続ける情報だけを探したりするのを確証バイアスって言ったりするんですけど、
ただ、これまた変な話になってきますが、プロスペクト理論的には儲けてる時は「損失」に重きを置く傾向があるので、
儲けている時は別の視点をちゃんと持てるようになっているというか・・・
というより、儲けているのだから、大失敗しなければなんでもできるっていうね。

しかしです。
実際に儲かっているわけではない、今から儲けよう!っていう状態の人もですね、儲かる情報だけを探してね、
それもまた確証バイアスって言ったりするんですけれど、
プロスペクト理論的に言えば、儲けていない、または損失が出ている時ほど「利益」に重きを置く傾向があるので、
儲かっていない時ほど儲けていることばかり考えるっていう、ちょっとよくわからない思考回路になってしまいがちで・・・
目の前の含み損、なんとかした方が良くない???って状態になってしまうことが多いんです。

なんで、儲ける前に大失敗してしまって、再起を図れなくなってしまう。
これがですね、本当にもったいないんですよね。

余談ですが、
失敗は成功の元って言葉があったりしますが、この言葉はね、チャレンジ精神を持ち続けられる良いきっかけになりそーです。
ただ、失敗は大失敗の元っていう人もいて、実際のところ「その通りだな」とも思ったりするんですけれど、
今回の話はですね、「大失敗は大失敗です」っていう話なんですよ(笑)。

というのも、損切り=失敗って捉えている人って多くいると思うんですが、実は全然違いまして、
損切りってルールの一部なので、ルール通りの損切りは成功の部類に入るんですよ。
なので、お金を減らすのが失敗なようで、言い方を変えれば「お金をうまく残している」ってことになるんですね。
これは「成功」の部類に入るんですよ。

一方、今「上だ!」と思って買っていて、それでも相場が下がり続けていて、下がり続けているのに「上しかない!」って感じの方はですね、
大失敗に向かっているんです。どこでやめれるの?っていう。
やめ時がわからなくなってしまっているのか、盲信しているのか・・・。たまにうまくいくこともありますが、大体失敗します。

ただ、その時に残るお金って本当にごくわずかで、再起をはかれないくらいの痛手を被ることがあるわけで。
つまり、それは「大失敗」っていうことなんですよ。大失敗は大失敗。そこから再起を図るのが非常に困難!

だから、相場の世界って「成功か大失敗か」の2種類しかないって言っても良いのかなって、ちょっと思います。
実際には、もっと細かくいろいろ考えていけるので、そうとも言えないとは思いますけどね。

なので、いかに大失敗を防ぐか?という視点で考えていくのなら、
片方の意見だけを聞くような状態、片方の目線(上昇だけしか見ないとか)はやめた方が良いですよね。

これを、なんかこう「複眼的視点」とか表現を昔していたりしましたが(笑)
まぁ、同時に両方を意識した方が良いよね!ってことです。

そういうことを考えるだけで、確証バイアスに左右されることがなくなるのかなって思います。
確証バイアス的思考をすることが問題なのではなくて、問題が起きる確証バイアスがあるよっていうことです。
なので、その傾向が自分にはあるのかもなって思っておくだけでも十分に効果があるのではないかって僕は思います。

相場で言えば、そんな感じなんで、簡単ですよね。
じゃぁ、日常生活で確証バイアスってどれくらいあるの?っていうことを考えるとですね、
結構あります。

僕はいつでもですね、
日常とトレードは一緒だと思っているタイプの人間でですね、
前にも書いたことあると思うんですけれど、
要は「日常でできないことがいきなりトレードでできるの?」ってことを考えるとですね、
それは「できない」っていうのが僕の中にはあります。

だから、日常でそういうバイアス、思考ってどんなところで出ているんだろう?ってことを考えるんですよ。

ということで・・・
次回は、日常に潜む確証バイアスを僕の勝手な視点で探してみようと思います。
今回もここまで見ていただいてありがとうございます!