NFTとDAO/くりぷと知っ得情報(2月1日号)

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。

早いもので、もう2月。

いやあ‥‥早いですね。

さて、先回のくりぷと知っ得情報では、DAO(ダオ)が、管理者が不在でも自立して平等に運営されていくという思想のもと、ブロックチェーン技術が今後さらにその思想の具現化を加速させていくだろう、ということを書きました。

自律分散型といっても、なかなかイメージできないですよね。

今回は、現在、完成形となっている代表的なDAOの事例と、近未来の組織の可能性について書いてみようと思います。

代表的なDAO

現在、どのようなDAO(分散型自立組織)があるか、触れてみましょう。

BitCoin(ビットコイン)

DAO(分散型自立組織)の中でも、最も注目度が高いコミュニティとして挙げられるのは、Bitcoin(ビットコイン)です。

Bitcoin(ビットコイン)は、2008年に「サトシ・ナカモト」という人物によってその仕組みが発表され、2009年から運用を開始したブロックチェーンおよび暗号通貨です。

現在存在するDAOの中で、唯一と言ってもよいほど完璧な形で運営されており、開発時に書かれたプログラミングコードに沿って運営が行われています。

マイナー(マイニング事業者)や開発者などがそれぞれの役割を分担しており、中央集権的なリーダーがいなくても自律的に運営が行われている点は注目すべき点と言えるでしょう。

Ethereum(イーサリアム)

イーサリアム(Ethereum)は、2013年にロシア系カナダ人のヴィタリック・ブテリン氏によって開発されたブロックチェーンです。

分散型アプリケーションの開発基盤になることを目的に開発が行われ、2023年2月現在では全ての暗号通貨の時価総額ランキングでも2位に位置しています。

イーサリアム(Ethereum)に関しても、イーサリアム財団という開発を行う組織はありますが、管理者は不在であり、十分に分散化されたDAO(分散型自立組織)によって運営が行われており、今後さらに期待がされるDAOと言えます。

MakerDAO(メイカーダオ)

2015年にイーサリアムブロックチェーン上でリリースされたDeFiプラットフォーム、MakerDAO(メイカーダオ)。

米ドルの価格に連動するDAI(ダイ)と呼ばれるステーブルコインの発行を目的に設立され、数あるDeFiプラットフォームの中でもトップクラスの人気を誇っています。

DAOを目指す組織

今回、代表的なDAOについて触れましたが、他にも多数のDAOがあります。

プログラムに従ってブロックチェーン上に取引履歴を記述したり、スマートコントラクト(自動契約)によって、ブロックチェーン上で取引や契約が進められ記述される運営形態は、今後ますます進化していきます。

一方、将来DAOを目指した組織も、これから多く生まれてきます。

トラストレスな事業を柱に‥‥

改ざんができないブロックチェーン技術は、トラストレス=信頼という概念を必要としない構造です。
だからこそ、ブロックチェーン事業をプロジェクトの柱に据え、将来のDAOを目指した組織づくりは有効と思います。

クリプトスタディ(クリスタ)が、昨年10月からクリスタ会員むけにご紹介している日本のNFTプロジェクトも、その事例です。

しかし、ブロックチェーン技術を使ったプロジェクトであっても、その事業が完成していない場合や、ビジョンのみの場合は、DAO化を目指す組織、将来のDAOという構想の前に事業そのものが頓挫してしまいます。

感情を持った人間が、各々行動する組織だからこそ、その基準にブロックチェーンの技術を使って開発済みの事業を柱に据えたプロジェクトであれば、先々大きく発展していき、大きなコミュニティに成長していきます。

見極める力も必要です。

今回は、ここまでです。

お読みいただいてありがとうございました。