ガス代が高い!そのガス代とは?①くりぷと知っ得情報(5月10日号)

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
先回は、Chainlist(チェーンリスト)について書きましたが、今回は、NFTをミントする時によく聞く「ガス代」についてです。

最近、ガス代が高騰していて、5月7日にミント予定だった「ブルベア(BLUBEA)」プロジェクトも、ガス代高騰を理由に、ミント日を延期しました。(※)
(※)5月12日に再決定しました。
ガス代とは?
ガス代とは、NFTも含め、ブロックチェーン上で取引などをおこなった際に発生するネットワーク手数料のことです。
ガス代の支払いに用いる暗号通貨はブロックチェーンごとに異なります。
例えば、Ethereumチェーンならイーサ(ETH)、Polygonチェーンならマティック(MATIC)といったように、基本的には利用するブロックチェーンの通貨が必要となります。
ガス代は変動する
ガス代は変動制で、同じ取引でも一般的には取引(トランザクション)が混み合っていると高騰する傾向があります。
当然、支払いに用いる暗号通貨の価格が値上がりすれば、その分、日本円に換算したときのガス代の価格は上がることになります。
ガス代はなぜ発生するのか?
イーサリアムを代表とするパブリックチェーンと言われるブロックチェーンでは、トークンやNFTの取引内容などをブロックチェーンへ記録する際に、ネットワーク参加者に取引内容が間違いないかを検証してもらう仕組みになっています。
ガス代は、その検証作業をおこなったネットワーク参加者に報酬として分配される仕組みです。
こうした、トランザクション(取引)の検証やガス代の仕組みがあることで、仮に悪意のある第三者が不正行為やネットワークへの攻撃などをしかけようとしても多額のコストがかかるようになっていて、ガス代はセキュリティ面でも一役買っているというわけです。
ガス代が不要なチェーンもある
すべてのブロックチェーンで利用の際にガス代がかかるわけではなく、例えば、LINE NFTのブロックチェーンのように、中央集権的な管理者がいるプライベートブロックチェーンの場合、取引内容の検証をネットワーク参加者に委ねていないため、ガス代という仕組みそのものが存在しないものもあります。
ガス(Gas) の単位
ガス(Gas)の単位は、Gwei=Gigawei(ギガウェイ)=0.000000001ETH(1/10億)の単位が採用されています。
つまり、1Gwei=1/10億ETHになります。
イーサリアムプラットホームでプログラムを動かす燃料とも言える、ガス(Gas)ですが、ガスを支払う際は、
「ガスプライス(gas price)」、Priority Fee(優先手数料)、「ガスリミット(gas limit)」によって料金が計算されます。
イーサリアムチェーンのガス代(Gwei)は、3つの要素から算出
Gas Price(基本料金)
Gas Price(基本料金)は、ユーザー側で調整することはできず、トランザクション(取引の処理)が混み合うと高騰、空いていると割安になる傾向があります。
Priority Fee(優先手数料)
Priority Fee(優先手数料)は、ユーザー側で選択ができ、多く支払うほど優先的にトランザクションが処理されるようになる、例えで言うと、チップのようなものです。
Gas Limit(ガス限度額)
Gas Limit(ガス限度額)とは、ガス代の上限のことで、これはトランザクションの大きさによって決まり、Gas Limitは、ユーザー自身が自分で調整できる場合、あまりに低く設定しすぎるとトランザクションの優先度が下がり、思ったように支払いが成立しないことが起きます。
この3つの要素から、ガス代(Gwei)が算出されます。
ガス代(Gwei)=(Gas Price(基本料金)+Priority Fee(優先手数料))×Gas Limit(ガス限度額)
では、実際にガス代を調べたり、参考にする際の手引きについて‥‥次回は、その辺りについて書いてみようと思います。
お読みいただいてありがとうございました。