チャットGPTとその開発者が手掛ける暗号通貨「ワールドコイン」①くりぷと知っ得情報(8月30日号)

クリプトスタディ(クリスタ)水野です。

お盆が過ぎ、8月も終わりですね。

朝晩が少しづつ過ごしやすくなってきてる気もしますが、残暑も厳しいですね。
台風の季節でもありますので、お気を付けください。

さて、今回は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を使ったチャットサービス、ChatGPT(チャットジーピーティ)についてです。

最近よくSNSの投稿等で、「#画像生成AI」「#AIイラスト」とか、「#AIアート」  等のハッシュタグをつけた本物そっくりなAIで使った画像を目にします。

また、「AIで絵を書いてみた」「AIで小説を書いてみた」「AIで作曲してみた」、さらには、「AI競馬予想」などといった投稿も多く目にするようになりました。

AIチャットサービスの代表格「ChatGPT」

AIを使ったチャットサービスとして、その代表格はなんといってもChatGPTでしょう。

その開発は、OpenAI(オープンエーアイ)ですが、その沿革について、まとめてみました。

2015年

サム・アルトマン、イーロン・マスク等によって非営利法人OpenAI ink.(※)をサンフランシスコで設立

2018年

イーロン・マスクが辞任

2019年

営利法人OpenAI L.P.(※2)を設立(創業者 サム・アルトマン)
Open AI L.P.が、マイクロソフト社から、10億ドル(約1400億円)の出資を受ける

2022年

11月にChatGPTを公開

2023年

Open AI L.P.が、マイクロソフト社から、100億ドル(約1.4兆円)の出資を受け、マイクロソフト社が49%の株式を取得。

(※)「Inc.」は、Incorporatedの略語。「インク」「インコーポレーティッド」と読みます。
「Corporation」と同じ意味合いで使われていますが、接頭語の「in」が付いている分、法的手続きをとって、現在進行形で大きな組織になっている、多数の株主を持つ大きな事業組織をイメージさせ、アメリカの企業でこのInc.を採用している企業が多くあります。

(※2)「L.P.」は、Limited Partnershipの略語。日本でいう「合資会社」。
「エルピー」「リミティッドパートナーシップ」と読みます。
合資会社とは、「無限責任社員」と「有限責任社員」の両方を含む会社形態のことで、この形態はアメリカなど海外でもみられます。
「無限責任」とは、会社が倒産したときなどに、会社の債権者に対して負債総額の全額を支払う責任を負うこと。

「ChatGPT」のGPTって?

Chat(チャット)というのは、インターネットを使って、二人以上の相手とリアルタイムに会話をする仕組みを言います。
つまり「対話型」のこと。

GPTとは、Generative Pre-trained Transformerの略で、直訳すると、「事前学習済みの文章生成変換器」です。

つまり、話題のChatGPTは、「対話できる事前学習済みの文章生成変換器」という意味になります。

ChatGPT(チャットGPT)は、2022年11月にOpenAIのWEBサイトで公開されました。人間のように自然な会話ができる無料のAIチャットサービスとして、たちまち人気になり、リリース後わずか2か月でユーザー数1億人を突破しました。

ChatGPTがアクティブユーザー数1億人に到達するのにかかった時間は、TikTokが9ヶ月だった事、Instagramが2年半であった事に対して、わずか2か月と史上最速でした。

今年、2023年3月には、より性能が向上した「GPT-4」がリリースされ、ChatGPT Plus(有料プラン:20ドル/月)に課金したユーザーが利用できるようになりました。

従来型のモデル(GPT-3、GPT3.5)に比べて出力精度が向上したことで、様々な企業・個人がChatGPT API(※)を活用してサービス開発を試みたり、活発な議論を行ったりする状況が生まれています。

(※)「API」とは、「Application Programming Interface」の略で、ソフトウェアにAPIという外部とやりとりする窓口を作り、外部アプリとコミュニケーションや連携ができる状態にするという意味です。

ChatGPTのGPTについて、面白い解釈

ユーザーが入力した質問に対して、まるで人間のように自然な対話形式でAIが答えてくれるChatGPT。その回答精度の高さが話題となり、加速的にアカウントが増えひとつの社会現象になっています。

面白い解釈=GPTは汎用技術(General-purpose technologies; GPTs)

ディープラーニング(深層学習)を中心とする技術による日本の産業競争力の向上を目指す、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が、ChatGPTのGPTについて、ユニークな捉え方をしています。

GPT:General-Purpose Technologies:ジェネラル パーパス テクノロジー=汎用技術という捉え方です。(※)

汎用技術というのは、経済や社会の構造への影響を与え、社会を劇的に変化させる可能性を秘めているものを言います。

例えば、産業革命でいう蒸気、電気とか、最近でいえばインターネットやブロックチェーンといった技術革新は社会や経済構造を劇的に変えてきました。

今後、ディープラーニングを中心とする技術を向上させることで、日本の産業競争力の向上を目指すJDLAのような活動は、産業構造も大きく変えていく形になります。

(※)「General」は全般的という意味で、「purpose」は目的という意味ですが、「General-purpose」となると「一般的な用途」という意味

社内緊急事態を宣言したGoogle

インタネットの普及によって、君臨してきた検索エンジンの一つ、Google社。

ChatGPTの出現によって、自分で検索結果を掘り下げる代わりに、まるで人間が回答してるかのように、自然でわかりやすい答えを導き出してくれるChatGPT。

より詳しく知りたければ、続けて質問することで、会話をしているように、その回答もディープラーニング(深層学習) によって、より精度を上げていきます。

「The New York Times」 紙の報道によると、Googleは、ChatGPTの出現が検索ビジネスを根底から覆す恐れがあるとして、社内に「緊急事態」を宣言しています。

ChatGPTの登場は、そのくらいにインパクトがありました。

ChatGPTアカウント作成は簡単

ChatGPTのアカウント作成は、簡単です。

App Storeや、Google Playから、アプリをダウンロードすれば、Eメールとパスワード(8文字以上の英数字、@等の記号)で設定するだけです。

PC版は、こちら。

ChatGPTにChatGPTのことを聞いてみた

実際に、ChatGPTにChatGPTのことを、聞いてみました。

おわりに

今回は、OpenAIの対話型AI「ChatGPT」について書きました。

次回は、ChatGPTの汎用技術をオープンソースとして再現し、公開している例を書いていこうと思います。

お読みいただいてありがとうございました。