チャットGPTとその開発者が手掛ける暗号通貨「ワールドコイン」②くりぷと知っ得情報(9月6日号)

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
9月に入っても、まだまだ暑い日が続きますね。
さて、先回からOpenAI(オープンエーアイ)によって開発された対話型AI「ChatGPT」について、書いています。
AIチャットは、一般的なチャットツールと同じように対話形式で、ユーザーとAIがやりとりできるサービスです。
AIに質問したいこと、相談したいことをテキストで入力して送信すると、AIがそれに合った回答を返します。その回答をもとにさらに突っ込んだ質問をして会話を広げたり、自分が期待する回答に修正していったりできるものも出てきています。
今回は、先回に続き、ChatGPTの汎用技術をオープンソースとして再現し、公開している例を書いていきます。
OpenAIのAPIを用いたサービス
「API」とは、「Application Programming Interface」の略で、ソフトウェアにAPIという外部とやりとりする窓口を作り、外部アプリとコミュニケーションや連携ができる状態にするという意味です。
AIチャットくん
Open AIのAPIを用いて開発されたチャットアプリとして簡単で、初心者にもわかりやすく使いやすいのが、LINEで使えるチャットボット「AIチャットくん」です。
LINEで「AIチャットくん」を友だち登録するだけで、ChatGPTと同様の機能が利用することができます。

友達にメッセージを送るのと同じ感じで入力すると、AIが対話形式で返答してくれます。
無料プランの場合、質問は1日5回までという制限がありますが、有償プラン(月額980円、または年額9,800円)に登録することで、何度でも質問することができます。
現段階では、ChatGPTと比べて無料で利用できる範囲が狭いこと、GPT-4などの新しい技術・機能が現時点では利用できないこと、といった制約がありますが‥‥
実際に使ってみると、質問したい内容について、誰に聞きたいか?専門のAIを選べるように進化してたり、今後の使いやすさ等について日々進化していくので、今後は使用頻度が増していくと思います。
Microsoftの「Bing」
今年になって、Microsoftから発表された「Bing AIチャット」。
その言語モデルにOpenAIのGPT-4を採用したAIチャットサービスで、Webブラウザーの「Edge」、もしくはスマートフォン用のBingアプリで利用できます。
サーチエンジンであるBingのデータも活用するため、最新の情報をもとにした返答が期待できます。


Google「Bard」
現在、試験運用中のGoogle「Bard」は、後発となりましたが、Googleアカウントを所有しているユーザーなら、誰でも専用サイトにアクセスしてWebブラウザー上で無料で利用できます。
OpenAIのChatGPTとは別の言語モデルを採用していて、サーチエンジンであるGoogle検索の情報も取り入れているためか、こちらも最新の情報をもとにした回答が可能になっています。
返答速度もChatGPTなどよりも早い気がします。
実際に、「ChatGPT」や「Bing」では、回答が得られない内容についても、Google検索の情報から、答えてくれます。
実際に、「クリプトスタディ(クリスタ)」について、聞いてみると‥‥

と、答えてくれました。
まだまだ、たくさんある対話型AI
App Storeで、AIチャットで検索すると、ChatGPT、今回ご紹介したMicrosoft「Bing」以外にも、たくさんの対話型AIのアプリの紹介がされています。
今後も、多くのデベロッパーが参入すると見込まれています。

発展途上のAIチャットの注意点
データの参照時期で時差がある
例えば、ChatGPTですが、回答する際に参照しているデータは、現在、無料版においては、基本的に2021年9月までのものです。
それ以降の情報はデータ参照していないため、回答として引き出せないとか、回答が不正確の場合があります。
日本政府の個人情報保護委員会が注意喚起
日本政府の個人情報保護委員会は2023年6月2日、対話型AI「ChatGPT」を開発・提供するアメリカのOpenAI社に対して、生成AIサービスの利用に関する注意喚起などを行いました。
ChatGPTでは個人情報は削除したうえでAIの改善にデータ利用する、としています。
入力データを学習されなくするには?
ChatGPTの質問文で、個人情報等利用されたくない情報がある場合、自分の入力した内容をChatGPT側で学習データとして利用されるのを避けたい場合、現在は2つの方法で対処することができます。
ChatGPTの設定画面にある「Chat History & Training」をオフにする

これで、入力した質問文の内容が学習データに利用されることはなくなります。
ただし、チャット履歴も残りません。
オプトアウトの手続きを取る
オプトアウト(※)専用フォームに必要事項を入力して送信することで、ChatGPTなどで入力した内容が学習に使われることはなくなる、とされています。
(※)オプトアウト(Opt Out)とは、ユーザーに許可を取ることなく、宣伝広告をメールなどの方法で送りつけることを、ユーザーが拒否する意思を示すことを言います。
メーリングリストから除外する事やメールマガジンの配信停止もオプトアウトとも言います。
おわりに
API接続で、ChatGPTの汎用技術を使ったサービスは、今後も増えていくと思われます。
インターネット、ブロックチェーン技術の次の汎用技術とも言われる「ChatGPT」の対話型AIチャット。
多くの課題を抱えていますが、深層学習を重ねていくAI。
進化し続けるAIは、ある意味脅威でもあり、大きなチャンスでもあると思います。
次回は、見出しにもあるように、ChatGPT開発者が手掛ける暗号通貨、「ワールドコイン」について、書いていこうと思います。
お読みいただいて、ありがとうございました。