最近よく耳にするビットコインの半減期について①くりぷと知っ得情報(10月4日号)

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。

クリスタのセミナーでも、よく耳にする、ビットコイン(BTC)の半減期って何?

今回から、この半減期について、書いていきます。

「半減期って、ビットコイン(BTC)の価格が半分になること?」ではありません。

今回は、まず、おさらいから

ビットコインは、ブロックチェーン(※)という技術の上に成り立っています。

ブロックチェーン技術は、分散型台帳技術=DLT(Distributed Ledger Technology)と言われ、台帳技術の単位であるブロックを1本の鎖(チェーン)のように連結させ、データを管理する技術です。

そのブロックチェーン技術を用いた、暗号通貨の一つがビットコイン(BTC)ということです。

(※)2008年にサトシ・ナカモトと名乗る人物(国籍、正体とも不明)によって考案された、ブロックチェーンについての論文

ブロック(台帳)には、何が記録される?

ブロックに記録される内容は‥‥

1.取引データ

2.ハッシュ関数によって一つ前に生成されたハッシュ値

ハッシュ関数というのは、入力したデータに対して、特定のルールに沿いながら、データに対する規則性のない適当な値を返す(出力する)関数です。

ハッシュ関数は入力値に応じて、一定のアルゴリズムに従って、数値を出力します。

こんな、感じです。

ハッシュ値が生成できるWebツールから。

3.ナンス値

ナンス(nonce)とは「number used once」の略で、「一度だけ使われる数」という意味です。

この3つの値を合成して、ハッシュ関数に入力し、ハッシュ値を計算します。このハッシュ値がブロックとブロックを繋ぐチェーンになります。

「取引データ」と「ひとつ前のブロックのハッシュ値」はすでに決まっているため、変えることはできません。

しかし、ナンス値は変えることが可能です。

よく耳にする、マイニング(Mining)

マイニングという言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。

英語で「採掘」という意味があるマイニング(Mining)。

ブロックチェーンにおけるマイニングとは、ナンス (nonce)の他に、過去の取引履歴や新しいブロックに含める取引履歴を用いて、ハッシュ値を探す作業を言います。

そして、マイニングに従事する事業者のことを、マイナー(Miner)と言います。

条件を満たすハッシュ値を探すには、総当たり攻撃的にナンス (nonce) を入力することが必要となるため、膨大な計算量となります。

つまり、ナンス (nonce) が変わればハッシュ値も変わることを考えると、マイニングとは、ハッシュ値の条件を満たすナンス (nonce)を誰が一番早く見つけ出すことができるかを競う作業と言うことができます。

そして、一番早くこの作業をこなしたマイナーは、報酬としてビットコイン(BTC)がもらえるというのが、ビットコインのプログラム設計になっています。参考

結論から言うと、ビットコインの半減期とは、そのプログラムによるもので、マイナーがもらえる報酬が徐々に半減することになっています。

ですので、ビットコインの半減期は、保有者や投資家にはそれほど影響はありません。

どちらかというと、ビットコインのマイナーやマイニング事業者にとって、報酬が半減するという影響が大きいイベントだということです。

ビットコイン(BTC)の設計

通貨単位

BTC

時価総額
(2023年10月4日時点)

80兆2678億(1位)

発行上限枚数

21,000,000(2100万枚)

発行率

92.87%(1950万枚)

コンセンサスアルゴリズム

PoW(プルーフオブワーク)参考

ホワイトペーパー、
公式サイト

https://bitcoin.org/bitcoin.pdf

1ブロック生成時間

約10分

半減期設計

21万ブロック毎(約4年)

おわりに

ビットコイン(BTC)の半減期とは、マイナーやマイニング事業者にとって、大きなイベントです。

次回は、その半減期について、さらに書いていきます。