Web3.0時代とウォレットの役割/くりぷと知っ得情報(6月7日号)

クリプトスタディ(クリスタ)水野です。

先回は、AIを搭載した暗号資産の分析サイト、CoinMarketScoreについて書きました。

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さて、今回は、ブロックチェーン技術を活用した新しいインターネットの概念=Web3.0とウォレットについてです。

Web1.0、Web2.0、Web3.0については、4月19日のくりぷと知っ得情報で、書きました。

Web3.0の可能性

現在私たちが生きているインターネット社会では、個人情報の漏洩リスクやプライバシー侵害リスクに晒されています。

過去に検索したり、購入した商品等が、ターゲット広告として差し込まれる不快感、不安感を感じる人は多くいらっしゃると思います。

Web3.0の可能性の一つとして、まさにそういったプライバシー侵害リスクから守る匿名性があげられます。

また、国籍、人種、性別、年齢などの制限がなく、自由なインターネットエコノミーを実現することが可能になります。

そんな、Web3.0の世界で用いられるウォレットについて。

まずは、自分を守るために気をつけなければならないこととは?

Web3.0における「ウォレット」とは?

ウォレット(Wallet)は、暗号資産を管理するお財布‥‥みたいなイメージがありますが、実際には、暗号資産そのものデータは保管されていません。

暗号資産そのものではなく“秘密鍵”

ウォレットには、暗号通貨、NFTなどのデジタル資産のデータではなく、「秘密鍵」と呼ばれるデジタル資産の取り出しに必要なコードが保管されています。

ウォレットに保管されているのは、「秘密鍵」?

それを踏まえて、ウォレットの役割について、まとめました。

ウォレットの主な役割とは?

秘密鍵の保管

デジタル資産の取り出しに必要なデジタルコード=秘密鍵を保管する。

デジタル資産の送受信

「ブロックチェーン上でデジタル資産の送受信を行う」機能です。

ウォレットからは、取引履歴を参照することも可能で、資産の取引を行うことが可能です。

DApps(分散型アプリケーション)への接続

DApps(分散プリケーション)とは、中央集権的な管理をされていない、ブロックチェーンで使用する分散型アプリケーションのことです。

透明性が高いため、管理者のいない分散型取引所(DEX)とか、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイス、ブロックチェーンゲーム等のDeFi(分散型金融)の領域と相性が良く、ウォレットはこうしたアプリケーションとの接続が可能になります。

先に、Web3.0は、自由なインタネットエコノミーの実現が可能になると書きました。

最近よく耳にする「DAO(分散型自立組織)」もWeb3.0の一つの姿ですが、そこで最も重要なものとなるのが、ウォレットの管理です。

ウォレットを管理する上で重要な要素を知る

ウォレットを構成する3大要素について、それぞれについて、知っておきましょう。

公開鍵(ウォレットアドレス)

公開鍵とは、デジタル資産を受け取る際に必要なもので、相手にデジタル資産を送ってもらう場合には、公開鍵から作成したウォレットアドレスを送って行います。

例)  0x3E0c5930A44703B7913666717094cE14736071eF

銀行(支店)名、口座種別、口座番号みたいなものです。

秘密鍵

秘密鍵はデジタル資産の送受信を行う際に必要なものですが、第三者に知られても問題のない公開鍵とは、明らかに違います。

そうです、「非公開」にしておく必要があります。
よって、ユーザー自ら保管しなければならない情報です。

ランダムな文字列で作成されています

例)2saj2srtjsrtj47s4hxfuhxgfh34s154zterhrzdf7h8

銀行口座の暗証番号みたいなものです。

シードフレーズ(リカバリーフレーズ、ニモニックフレーズ)

複数の英単語、12または24語で構成されたフレーズです。

例えば、メタマスク(MetaMask)でのウォレットのパスワードを忘れてしまった場合や、PCやスマートフォンを新しく買い替えた時などに必要になります。

シードフレーズを使えば、ウォレットを紛失した場合でも新しい秘密鍵を復元することが可能です。

また、主要なウォレット(標準に則っているウォレット)の相互互換性もあるため、ウォレットを変えたい場合にシードフレーズを入力すると、既存のウォレットに保管されていたデジタル資産を再現することができます。

他人に知られた時点でウォレットの中身はすべて抜き取られてしまう可能性があるので、スクリーンショット(画面収録)や、クラウド上での保管は危険です。

紙などに記録して、厳重に管理しておく必要があります。

例)apple king rock million moon world snow ground fact phone jewel hold

銀行手続きの、紛失届、再発行手続きみたいなものです。

おわりに

今回は、Web3.0という時代に必要なウォレットについて書きました。

秘密鍵を他人に教えてしまったら‥‥

デジタル資産は、盗まれてしまします。

シードフレーズを失ってしまったら‥‥

ウォレット機能を使用することができなくなり、自分のデジタル資産にアクセスできなくなるため、実質、資産を失います。

Web3.0という時代は、今よりも、自由で平等な組織、時代に変化していく中で、自己の管理、責任は大きくなるようです。

メタマスク(MetaMask)については、こちら