AI × Crypto銘柄「レンダー(Render)」について①くりぷと知っ得情報3月11日号

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
最近の暗号通貨の新興(トレンド)プロジェクトは、いくつかの「テーマ」ごとに盛り上がっています。
今回からは、次のサイクルの大きなテーマと言われる「AIと暗号の融合」というテーマで、関連銘柄について書いていこうと思います。
 

ということで、今回からはAI関連銘柄

「レンダー(Render)」について書いていきます。

レンダー(Render)は、

世界中の余っているGPUをつなぎ、AIや3Dレンダリングに使える計算ネットワークを作る

というプロジェクトです。

まずは、概要から。

レンダー(Render)基本情報

ブロックチェーン名称

Render Network

トークン名称/ティッカーシンボル(通貨)

Render/RENDER

開発者(創設)・企業

Jules Urbach(ジュールズ・アーバック)OTOY Inc.Render Network Foundation

ローンチ(公開)日

2020年4月(メインネット公開)

発行枚数(最大供給量)

644,168,762 RENDER

循環供給量(※)

約518,000,000 RENDER(5.18億)

コンセンサスアルゴリズム

Proof of Stake(PoS) + Proof of History(PoH)

価格(日本円)

218.74円

世界時価総額ランキング

66位

時価総額(日本円)

約1,132億円

ホワイトペーパー(事業計画書)

https://renderfoundation.com/whitepaper

2026年3月10日現在、CoinMarketCap調べ

(※)循環供給量とは、市場で流通し、公に取引されている暗号通貨の量。株式市場で言えば、流通している株式に相当します。

では、ここからは、レンダー(Render)の開発主体、経緯について纏めていきましょう。

レンダー(Render)の開発主体

レンダー(Render)は、OTOY Inc.が作った技術プロジェクトが起源で、後からRender Network Foundationへ、ガバナンス(持続可能な経営)を移行しています。

OTOY Inc.

OTOY Inc.は、クラウドグラフィックスとGPUレンダリング技術を中核とするアメリカのソフトウェア企業で、レンダー(Render)を作った企業です。
クラウドグラフィックスとは、自分のパソコンではなく、インターネット上の高性能サーバー(クラウド)で画像や3D映像の計算を行う仕組みのことを言い、GPUレンダリング技術は、GPU(画像処理専用チップ)を使って、3Dデータや映像を高速に画像として計算・生成する技術のことです。
レンダリングは、「描画(写)」とか「表現」「演出」といった意味で、GPU(画像処理専用チップ)を使って、3Dデータや映像を高速に画像として計算・生成する技術です。
 

GPUレンダリング技術を一言で言うと、

映画やゲームのリアルな映像を、GPUの並列計算で素早く作る仕組み

 

OTOY Inc.は、物理的に正確なレンダリングエンジンや分散レンダリングネットワークを提供し、映像制作、VFX(※)、アニメーション・建築ビジュアライゼーションなどで広く利用されている企業です。

(※)VFX(ビジュアル・エフェクツ)は、実写映像にコンピューターグラフィックス(CG)や特殊な加工を施し、現実には存在しない光景や物理的に撮影不可能なシーンを生み出す「視覚効果」技術のこと。

Jules Urbach(ジュールズ・アーバック)

OTOY Inc.のCEO(最高経営責任者)、アメリカの起業家であり、コンピュータグラフィックスおよび分散型レンダリング分野の先駆者である、Jules Urbach(ジュールズ・アーバック)は、2009年にレンダー(Render)の構想を立ち上げました。

2009年:分散GPUネットワーク構想

この構想とは、世界中のコンピューターにある余っているGPUをインターネットでつなぎ、1つの巨大な計算ネットワークとして使うアイデアです。

簡単に言うと

世界中のGPUを集めてスーパーコンピューターのように使う構想

で、これが後にRender Networkの基礎コンセプトになりました。

2017年:Render Network発表

世界中のGPUをブロックチェーンでつなぎ、分散型レンダリングを実現するプロジェクト「Render Network」を正式に発表しました。

2017〜2018年:トークンセール(Token Sale)

2017年10月にERC-20トークン「Render/RENDER」のICO(トークンセール)を実施し、GPUレンダリングネットワーク構築の資金調達を行いました。(※)
このトークンはGPU計算(レンダリング)の支払いに使うユーティリティトークンとして設計されました。

(※)ERC-20は、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上で発行される、代替可能(ファンジブル)なトークンの共通規格。互換性が高く、メタマスク(MetaMask)などのウォレットで一括管理できるため、USDT、チェーンリンク(LINK)、ユニスワップ(UNI)など多くの暗号通貨やDeFiプロジェクトで使用されています。

ここでいう、ユーティリティトークンとしての使い方(例)としては、

3D動画を作るクリエイターがレンダー(Render)にレンダリングを依頼すると、GPU計算の料金としてRender/RENDERトークンで支払い、計算を提供したGPUノードの運営者が報酬として受け取る仕組みです。

GPUの計算パワーを借りる料金として使うトークン

2020年:ネットワーク公開

2020年に、Render Networkは正式にネットワークを公開し、世界中のGPUをつないで3Dレンダリング計算を行い、その報酬として Render/RENDERトークンを支払う仕組みが実際に利用できるようになりました。

つまり、構想とトークン販売の段階から、

実際に使える分散GPUネットワークとして稼働を開始

した年です。

2023年:Foundationへ管理移管

「Render Network」2023年にRender Network Foundationが設立され、「Render Network」の運営・ガバナンスをFoundationへ移管しています。

Render = OTOYの技術から生まれたプロジェクト

おわりに

レンダー(Render)の概要について、書いてきました。
続きは、次回です。
お読みいただきありがとうございまいした。