AI × Crypto銘柄「レンダー(Render)」について⑥くりぷと知っ得情報4月15日号

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
最近の暗号通貨の新興(トレンド)プロジェクトは、いくつかの「テーマ」ごとに盛り上がっています。
次のサイクルの大きなテーマと言われる「AIと暗号の融合」というテーマで、シリーズでAI関連銘柄「レンダー(Render)」について書いています。

🔶レンダー(Render)の概要と沿革
くりぷと知っ得情報3月11日号🔶レンダー(Render)プロジェクトの目的、レンダー(Render)とNVIDIAの関係
くりぷと知っ得情報3月18日号🔶レンダー(Render)のコンセンサスアルゴリズム
くりぷと知っ得情報3月25日号🔶レンダー(Render)のトークノミクス
くりぷと知っ得情報4月1日号🔶レンダー(Render)独自のBME(Burn-Mint Equilibrium)
くりぷと知っ得情報4月8日号

前号では、レンダー(Render)独自のトークノミクス、BME(Burn-Mint Equilibrium)について書きました。
今回は、その続きです。

BMEはイーサリアム(ETH)のバーンモデルを進化させた仕組み

Render Networkのトークンモデル、BME(Burn-Mint Equilibrium)は、 イーサリアム(ETH)のバーンモデルをヒントにした仕組みと言われています。

その元になったのが、2021年に導入されたEIP-1559です。

EIP(Ethereum Improvement Proposal)とは、イーサリアム(ETH)のルールや機能を改善するための公式な提案制度ですが、その中でも有名なのがEIP-1559で、2021年8月のロンドン・アップグレードで正式に導入されました。

EIP-1559が生まれた理由は、当時のイーサリアム(ETH)のネットワーク手数料(ガス代)の問題でした。

導入前の問題=手数料オークション時代

2015年のローンチから2021年8月まで、イーサリアム(ETH)のネットワーク手数料=ガス代は、ユーザー同士で手数料を競り合う仕組み(オークション型)でした。

高い手数料を払った人ほど早く処理される仕組みだったので、

🔹手数料がどんどん高騰する

🔹いくら払えばいいかわからない
🔹普通のユーザーが使いにくい

という問題が発生していました。(ガス代高騰問題)

2021年に導入された手数料改革=EIP-1559

そこで、新しい機能やルール変更として、ガス代の高騰・不安定さを解決するために「一部のイーサ(ETH)をバーン(Burn:焼却)」する仕組み」を導入しました。
ネットワークが自動で決める基本手数料(ベースフィー)がバーンされる仕組みで、取引が増えるほどイーサ(ETH)がバーン(焼却)されインフレが起きにくくなる設計です。
そしてこの「バーンモデル=EIP-1559」が、レンダー(Render)のような次世代トークノミクスの土台になっています。

「バーン」だけでなく「発行」も組み合わせたBME

レンダー(Render)は、なぜ、「バーン」だけでなく「発行」も組み合わせたのか?

答えは、意外と簡単で、イーサリアム(ETH)との大きな違いがあり、レンダー(Render)は、バーン(焼却)だけでは成り立たないビジネスモデルという点にあります。

そもそもの違い

まず前提として、

🔶イーサリアム(ETH)は、 取引ネットワークで使われる。

🔶レンダー(Render)は、GPU計算のマーケットで使われる。

という大きな違いがあります。

Ethereumの場合(バーンだけでも成立)

イーサリアム(ETH)では、

ユーザーが取引(送金)↓手数料支払い↓
バリデータが処置
↓基本手数料(ベースフィー)をバーン

これで問題ありません。

なぜなら、誰かが重い作業(レンダリングなど)を請け負っているわけではないからです。

レンダー(Render)の場合(バーンとミントをバランス良く)

レンダー(Render)の場合は、少し構造が変わります。

クリエイター(画像や動画を作りたい人)がGPUを使う↓GPU提供者が実際に計算する(重い作業)↓その対価として報酬が必要

つまり、GPUを提供する人に必ず報酬を払う必要があるという構造です。

BMEがもしバーン(消却)だけだったら?

ユーザーが支払う↓どんどんバーンされる↓GPU提供者に報酬が行き届かない

これでは、 ネットワークが成立しません。

BMEがもしミント(発行)だけだったら報酬をどんどん発行↓トークンが増える↓価値が下がる
これでは、インフレで崩壊してしまします。

だから、「バーン」と「ミント」をバランスよく

Render Networkでは、
GPU計算の支払いが発生すると、トークンは次のように動きます。

ユーザー、クリエイター(利用者)がRENDERトークンでGPU計算の料金を支払う
↓
支払われたトークンの一部はネットワーク上で焼却(バーン)
↓
残りを元に報酬が発行される(新しくトークンが発行(Mint)

一見すると、「バーン=減る」と「ミント=発行する」が相殺されるんじゃない?
と思うかもしれませんが‥‥利用が増える 

 

+新たに発行する↓↓バーン(焼却)量が増えるGPU提供者はしっかり報酬を得る↓↓供給が引き締まるネットワークが拡大する「使われるほど価値と成長が両立する」構造ということになります。

BME(Burn-Mint Equilibrium)は、

実需があるほど強くなるトークン設計

おわりに

今回はここまでです。
お読みいただいてありがとうございました。