AI × Crypto銘柄「レンダー(Render)」について⑤くりぷと知っ得情報4月8日号

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
最近の暗号通貨の新興(トレンド)プロジェクトは、いくつかの「テーマ」ごとに盛り上がっています。
次のサイクルの大きなテーマと言われる「AIと暗号の融合」というテーマで、シリーズでAI関連銘柄「レンダー(Render)」について書いています。

🔶レンダー(Render)の概要と沿革
くりぷと知っ得情報3月11日号🔶レンダー(Render)プロジェクトの目的、レンダー(Render)とNVIDIAの関係
くりぷと知っ得情報3月18日号🔶レンダー(Render)のコンセンサスアルゴリズム
くりぷと知っ得情報3月25日号🔶レンダー(Render)のトークノミクス
くりぷと知っ得情報4月1日号

前号では、レンダー(Render)のトークノミクスについて書きました。
今回は、その続きです。

BME(Burn-Mint Equilibrium)

Render Networkは、BME(Burn-Mint Equilibrium)という独自のトークノミクスを採用しています。
 

また、難しい用語が出てきた💦

噛み砕いていきましょう。
BMEは次の3つの言葉の組み合わせです。
🔹Burn(バーン)
トークンを永久に焼却(消す)すること
🔹Mint(ミント)
新しいトークンを発行すること

🔹Equilibrium(エクイリブリウム)
バランス、均衡、釣り合い


 つまり、BME(Burn-Mint Equilibrium)は、

トークンを「消す」仕組みと「発行する」仕組みを「均衡させる」仕組み

という意味になります。

なぜこの仕組みが必要だったのか?

Render Networkは、世界中の人が持っているGPU(Graphics Processing Unit:高性能画像処理専用装置)をネットワークでつなぎ、必要な人がそれを借りて計算できる仕組みになっています。

簡単に言うと、「使っていない高性能パソコンの計算力を、インターネット経由で借りる」というイメージです。

例えば、3D映像を作るクリエイターがいたとして、1台のパソコンではレンダリング(画像計算)に何十時間もかかってしまうことがあります。

そこでレンダー(Render)では次のような仕組みを使います。

クリエイター
↓Render Networkに計算を依頼↓世界中のGPUが計算を分担↓計算結果が戻ってくる

そうすることで、1台のパソコンで10時間かかる計算が、100台のGPUで数分〜数十分で終わるということも可能になるわけです。
 

Render Networkは、

🔹GPUを持っている人 → 計算力を貸して報酬をもらう

🔹GPUが必要な人 → 必要な時だけ借りる

という仕組みになっていて、世界中のGPUをネットワークでつなぎ、必要な人が計算力を借りることができる分散型GPUクラウド

「GPUのシェアリングサービス」

です。

もし普通のトークンモデルだったら?

例えば

🔹3Dクリエイター
🔹映像制作会社
🔹AI開発者

などが、ネットワーク上のGPUを借りて計算を行います。

その支払いに使われるのが Render/RENDERトークンですが、GPUノードに報酬を払い続けると、次のような問題が想定されます。

利用者が増える↓GPU報酬が増える↓トークンが増える↓インフレが起きる

つまりネットワークが成長するほどトークンが増えてしまうという問題です。

そこで生まれたBMEモデル

この問題を解決するために、レンダー(Render)は、Burn(焼却)とMint(発行)を同時にバランスよく行う仕組みを作ったわけです。

流れは次の通りです。

クリエイター等↓Render/RENDER支払い↓一部Burn(供給減)↓GPUノードにMint(供給増)

BME(Burn-Mint Equilibrium)のメリット

ネットワークが成長すると

GPU利用増える↓トークン支払い増える↓Burn増える↓供給減る

つまり、利用が増えるほどトークン価値が保たれやすい設計になっているというわけです。

レンダー(Render)は、

GPU計算マーケットとトークン経済を結びつけたプロジェクト

な訳です。

BMEはイーサリアム(ETH)のEIP-1559を進化させた設計

レンダー(Render)のBME(Burn-Mint Equilibrium)は、イーサリアム(ETH)のEIP-1559(バーンモデル)を進化させた設計と言われています。

次回は、その辺りを書いていこうと思います。

お読みいただきありがとうございまいました。