AI × Crypto銘柄「レンダー(Render)」について②くりぷと知っ得情報3月18日号

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
最近の暗号通貨の新興(トレンド)プロジェクトは、いくつかの「テーマ」ごとに盛り上がっています。
次のサイクルの大きなテーマと言われる「AIと暗号の融合」というテーマで、シリーズでAI関連銘柄「レンダー(Render)」について書いています。

🔶レンダー(Render)の概要と沿革
くりぷと知っ得情報3月11日号

今回は、レンダー(Render)プロジェクトの目的、開発企業との背景について書いていこうと思います。
 

レンダー(Render)プロジェクトの目的

レンダー(Render)の目的は、世界中にある余っているGPU(画像計算用の高性能チップ)をネットワークでつなぎ、3DレンダリングやAI計算を

誰でも利用できる分散型GPUクラウドを作ること

です。

通常、映画やゲーム、AI開発などで使う高性能GPUは非常に高価で、大規模な計算には多くの設備が必要になります。

Render Networkは、インターネット上でGPUを共有することで、この問題を解決しようとしています。

例えば、3Dアニメーションを作るクリエイターがレンダリング(画像生成)の計算を依頼すると、ネットワークに参加している世界中のGPUがその計算を分担します。そして、GPUを提供した人には報酬として、Render/RENDERトークンが支払われます。

レンダリングは、「描画(写)」とか「表現」「演出」といった意味で、GPU(画像処理専用チップ)を使って、3Dデータや映像を高速に画像として計算・生成する技術です。

GPUとは?

「GPU」(ジーピーユー)は、Graphics Processing Unitの略で、画像処理装置と訳されます。
もともとはゲームや映像処理のために作られ、大量の単純計算を同時に処理するのが得意なプロセッサ(Processor:データ処理する半導体チップ=頭脳)です。
CPUと比べると、「同じ作業を一気にこなす力」が強く、マイニングにおいても、一時期、GPUマイニングが主流になりました。

「GPU」(ジーピーユー)は、

同じ作業を一気にこなす並列処理のプロ

です。
GPU」(ジーピーユー)の代表的企業は、NVIDIA(エヌヴィディア)、AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)などがあります。
 

GPUをネットワークでつなぐとは?

Render Networkでは、世界中のパソコンやサーバーにある「GPU(画像計算用の高性能チップ)」をインターネットで接続し、1つの大きな計算ネットワークとして使う仕組みになっています。

例えば、3D映像を作る人がレンダリング計算を依頼すると、その作業を1台のコンピューターではなく、世界中の複数のGPUが分担して処理します。

イメージとしては、

🔹1人で大きな荷物を運ぶのではなく

🔹世界中の多くの人が少しずつ手伝って運ぶ

ような仕組みですね。

その代わりに、「GPU」を提供した人には報酬として、Render/RENDERトークンが支払われます。

レンダー(Render)開発企業「OTOY(オトイ)」とハリウッド

レンダー(Render)を作った企業=OTOY Inc.(オトイ)は、映画・映像業界向けの高品質なレンダリング技術を提供してきた企業ですが、

ハリウッドのVFX(視覚効果)分野と深い関わりを持っています。

VFX(ビジュアル・エフェクツ)は、実写映像にコンピューターグラフィックス(CG)や特殊な加工を施し、現実には存在しない光景や物理的に撮影不可能なシーンを生み出す「視覚効果」技術のこと。

同社が開発した「OctaneRender(オクタンレンダー)」は、OTOY Inc.が開発した非常に高速で高品質なGPU ベースのレンダリングエンジンです。

光の物理的挙動を厳密に計算し、近似やバイアス(偏り)を導入せずに、真実に近い画像を生成する技術で高精細な映像を高速に生成できることから、映画制作やアニメーション制作の現場で活用されています。

これにより、クリエイターはよりリアルで美しい映像を効率よく作ることが可能になりました。

例えば、映画制作では大量の3Dデータをもとに映像を生成する必要がありますが、この処理には膨大な計算力が必要です。

OTOY Inc.の技術はこの課題を解決し、クラウド上のGPUを活用してレンダリングを高速化する仕組みを提供してきました。

このようにOTOY Inc.は、単なるブロックチェーン企業ではなく、実際に、

ハリウッドの映像制作を支えてきた“現場発の技術企業”

であり、その延長線上にあるのがRender Networkです。

つまりレンダー(Render)は、

映画業界で実際に使われてきた技術を、ブロックチェーンで世界中に広げるプロジェクト

とも言えます。

Render NetworkとNVIDIA(エヌヴィディア)の関係

Render Networkはブロックチェーンプロジェクトですが、その中核にはNVIDIA(エヌヴィディア)のGPU技術が深く関わっています。

レンダー(Render)の元になっているOTOY Inc.のレンダリングソフト「OctaneRender(オクタンレンダー)」は、

🔹NVIDIAのGPUであるCUDA(Compute Unified Device Architecture:クーダ)

🔹RTX(Real Time Ray tracing:リアルタイムレイトレーシング)

を前提に設計されたソフトです。

NVIDIAのGPU

NVIDIA(エヌヴィディア)のGPUは、画像処理だけでなくAIや3D計算も高速に行える高性能チップです。

🔶CUDA(Compute Unified Device Architecture:クーダ)は、GPUを使って並列計算を行うための開発基盤(高速処理の仕組み)。

🔶RTX(Real Time Ray tracing:リアルタイムレイトレーシング)は、光の反射や影をリアルに再現するレイトレーシング技術(光源から発せられる光線(レイ)の動き(反射・影・屈折)を計算して、現実のようにリアルな映像を作る技術)

つまり、「高速計算のCUDA(クーダ)」+「リアルな映像のRTX(リアルタイムレイトレーシング)」を実現するのがNVIDIAのGPUの強みです。

Render Networkは独立したブロックチェーンプロジェクトですが、

🔶実際の計算は、NVIDIAのGPU技術に強く依存
🔶GPU性能の進化がそのまま成長要因

という関係にあります。

レンダー(Render)の計算力=ほぼNVIDIAのGPU性能に依存
最新のNVIDIA GPUがそのままRenderの性能向上につながる
NVIDIAが“パワー源”、Renderが“共有システム”

おわりに

続きは次回です。
お読みいただいてありがとうございました。