AI × Crypto銘柄「レンダー(Render)」について⑧くりぷと知っ得情報4月29日号

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
最近の暗号通貨の新興(トレンド)プロジェクトは、いくつかの「テーマ」ごとに盛り上がっています。
次のサイクルの大きなテーマと言われる「AIと暗号の融合」というテーマで、シリーズでAI関連銘柄「レンダー(Render)」について書いています。

🔶レンダー(Render)の概要と沿革
くりぷと知っ得情報3月11日号🔶レンダー(Render)プロジェクトの目的、レンダー(Render)とNVIDIAの関係
くりぷと知っ得情報3月18日号🔶レンダー(Render)のコンセンサスアルゴリズム
くりぷと知っ得情報3月25日号🔶レンダー(Render)のトークノミクス
くりぷと知っ得情報4月1日号🔶レンダー(Render)独自のBME(Burn-Mint Equilibrium)
くりぷと知っ得情報4月8日号🔶EIP-1559を進化させたBME(Burn-Mint Equilibrium)
くりぷと知っ得情報4月15日号🔶レンダー(Render)の優位性①
くりぷと知っ得情報4月22日号

 

今回は、最終回。
前号からの続きで、「レンダー(Render)」の優位点について、まとめていきます。

クリエイター向けに特化している

Render Networkは、は、数ある分散コンピューティングの中でも、特にクリエイター向けに最適化されたプロジェクトと言えます。
その背景には、開発元であるOTOY Inc.の存在があります。
OTOY Inc.は、クラウドグラフィックスとGPUレンダリング技術を中核とするアメリカのソフトウェア企業で、レンダー(Render)を作った企業です。(参考)
これまで、映画や映像制作の現場で使われる「レンダリング技術(映像を作るための計算技術)」を提供しています。
実際にどんな、分野で使われいているかというと‥‥、例えば次のような制作現場です。
🔹映画(ハリウッド作品など)のVFX
🔹3DCG(3 Dimensional Computer Graphics)アニメーション
🔹ゲームの映像制作 など

VFX(Visual Effects)とは、実際には存在しない映像をコンピューターで合成・追加する技術のことで、例えば映画で、「爆発シーン」「宇宙空間」「モンスターやロボット」など‥‥、これらは実際に撮影しているわけではなく、

後からコンピューターで作って合成している

ものです。

高度な技術

3Dデータを作成するとき、光とか、影、質感を計算し、リアルな映像として出力するという処理が必要になります。
この「計算して映像にする工程」がレンダリングです。
OTOY Inc.は、映画や3DCG、VFXなどの現場で使われるレンダリング技術を提供してきた企業であり、現実には存在しない映像をリアルに作り出すための計算技術を支えてきた存在です。
その技術がブロックチェーンと組み合わさったのが「レンダー(Render)」ということですね。

チェーンに縛られない柔軟なインフラ設計

Render Networkの特徴の一つが、特定のブロックチェーンに縛られない柔軟な設計にあります。

元々はETHチェーン上

Render Networkは当初、イーサリアム(ETH)上で構築されていました。

しかし当時は、手数料(ガス代)が高い、処理速度が遅いという課題がありました。(参考)

ソラナ(SOL)へ移行

現在は、より高速で低コストなソラナ(SOL)を採用しています。

これにより、トランザクションが高速、手数料が安い、スケーラビリティが高い、というメリットを実現しています。

なぜこれが必要なのか?

レンダー(Render)は、GPU計算という“実際のサービス”を扱うプロジェクトだからです。

そのため、

「高速計算」+「低コスト」=使いやすさ

が非常に重要になります。

つまり、レンダー(Render)は

状況に応じて最適なブロックチェーンを選べる設計になっていて、

🔹技術が進化すれば移行可能

🔹ユーザー体験を優先する

といった、「チェーンに縛られない」柔軟性を持っています。

最適な性能を求めて進化できる、柔軟性の高いプロジェクト

参加者が増えるほど便利になる仕組み

身近な例で‥‥
例えばSNSをイメージしてください
🔹使っている人が少ない → あまり価値がない
🔹使っている人が多い → 情報も人も増えて便利になる
という構造は、イメージしやすいと思います。
それは、人が増えるほど価値が上がるという側面です。

Renderの場合

レンダー(Render)では、参加者は大きく2種類。

🔶GPUを使いたい人=クリエイター・AI開発者など
🔶GPUを提供する人

利用者が増える↓GPU需要が増える↓GPU提供者が増える↓処理速度・供給が向上する↓さらに利用者が増える

という、良い循環(ループ)が生まれます。

その強み

先行者利益

すでに利用者とGPU提供者が多い状態のレンダー(Render)は、新しい競合が入りにくく、優位性は高いと言えます。

利便性向上

さらに、GPU提供者が増えることで、競争が生まれ、また速くなり、使いやすさの向上、サービス品質の向上という好循環が生まれます。

トークン需要向上

利用者が増えることで、支払いボリュームが増え、トークンの利用機会が増えるという、こちらも好循環が生まれます。
レンダー(Render)は、利用者とGPU提供者が増えるほど価値が高まる構造を持っていて、一度成長すると加速しやすく、競争優位を築きやすいネットワーク効果を持つプロジェクトと言えます。

おわりに

レンダー(Render)について、これまで書いてきました。
お読みいただきありがとうございました。