ブロックチェーンの相互運用性について‥‥Polkadot(DOT)編③くりぷと知っ得情報7月31日号

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クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
7月も今日で終わりですね。
しかし‥‥暑い。今年の夏は暑いです。
気を取り直して‥‥
シリーズで、ブロックチェーンの相互運用性(異なるブロックチェーン同士での送金・やり取りを可能にする技術:インターオペラビリティ)について、Cosmosプロジェクトとのライバルプロジェクト、Polkadot(DOT)について書いています。
前回までのおさらい
polkadotの相互運用性
CosmosがTendermintとIBCによる相互運用性であったように、Polkadot(ポルカドット)は、メインチェーンである「Relay Chain(リレーチェーン)」とRelay Chainに接続された次世代レイヤー1ブロックチェーンの「Para Chain(パラチェーン)」という2種類のブロックチェーンの運用と、外部のブロックチェーンとPara Chainを接続することができる「Bridge(ブリッジ)」の3つの要素を中心にして構成されていて、相互運用性を高めています。
Relay Chain(リレーチェーン)は、セキュリティ面でも、Polkadot全体のセキュリティを提供し、各Para Chainは自分でセキュリティを確保する必要がなく、セキュリティも共有しています。
XCMの採用
Polkadot(ポルカドット)は、通信プロトコルとして、「XCM(cross-consensus messaging format)」を採用することで、トークンだけでなく、あらゆるタイプのデータや資産のブロックチェーン間転送が可能です。
◻︎Polkadot(DOT)編①/くりぷと知っ得情報7月17日号
Substrate(サブストレート)上の開発チェーン
Substrate(サブストレート)とは、Polkadotの創業者である、Gavin Wood(ギャビン・ウッド)氏が率いる、Parity Technologies(パリティ)によって開発された、Substrate(サブストレート)を使用して構築されたチェーンは、Polkadot(ポルカドット)と互換性があるように設計されています。
Substrateのテンプレートとモジュールを利用することで、CosmosプロジェクトのSDK同様、開発者がゼロからの開発よりもはるかに迅速にブロックチェーンを構築できます。
RUST言語での開発
RUST(ラスト)言語は、Webブラウザソフトウェア「Firefox」を開発しているMozillaが支援するオープンソースのプログラミング言語で、RUST言語は、脆弱性の解決をすべく、安全性と性能を兼ね備えたプログラミング言語で、Polkadot(ポルカドット)は、Rust言語の性能と安全性により、高速で信頼性の高いブロックチェーンを実現します。
◻︎Polkadot(DOT)編②/くりぷと知っ得情報7月24日号
Polkadot(DOT)の特徴
ここまで書いてきましたPolkadot(DOT)の特徴は、相互運用性や汎用性の高さとセキュリティの高さに特徴がありますが、Polkadot(DOT)には、さらに特筆すべき特徴、性能があります。
コンセンサスアルゴリズムNPoS
Polkadot(DOT)のコンセンサスアルゴリズムは、NPoS(Nominated Proof-of-Stake)という方式をとっていて、セキュリティの維持に取り組んでいます。
Polkadotのセキュリティは、バリデーター(Validator)、コレーター(Collator)、ノミネーター(Nominator)、そして、フィッシャーマン(Fisherman)と呼ばれる4種類の参加者が支えています。
バリデーターは、DOTをステーク(預入)することでシステム全体のセキュリティに貢献し、フィッシャーマンはネットワークを監視し、不正な取引があった場合バリデーターに報告します。
コレーターは、ユーザーのトランザクションを収集・伝達し、ブロック候補をフィッシャーマンとバリデーターに伝達します。
そして、Polkadotの大きな特徴として挙げられるのが、ノミネーターの存在です。
ノミネーターは、DOTをステークするバリデーターを指名することで、セキュリティ維持に貢献します。
このノミネーターがコンセンサス形成にも参加することから、Polkadotのコンセンサスアルゴリズムは「NPoS(Nominated Proof-of-Stake)」と呼ばれています。

高いエネルギー効率
Polkadotは、このNPoS(Nominated Proof-of-Stake)を採用することで、高いエネルギー効率をあげています。
CCRIのレポート
CCRI(Crypto Carbon Ratings Institute)は、暗号通貨、ブロックチェーン、その他の技術の持続可能性の側面に関するデータを提供する企業です。
こちらの図は、CCRIが2023年に発表した資料です。

Proof of Stakeネットワークを採用するブロックチェーンネットワークのエネルギー効率とカーボンフットプリントについての、CCRIの資料になりますが、Polkadotは最も低い二酸化炭素排出量を記録しました。
カーボンフットプリント(Carbon Footprint of Products:CFP)とは、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して、商品やサービスに分かりやすく表示する仕組みです。
おわりに
今回も、Polkadotの特徴について書いてきました。
続きは、次回最終回で書いていきます。
お読みいただいて、ありがとうございました。