RWA銘柄へデラ(HBAR)について⑥くりぷと知っ得情報5月14日号

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
シリーズで、RWA(Real World Assets:リアル ワールド アセット)の代表的銘柄、へデラ(HBAR)について書いています。

RWAは、株式・不動産・金・国債などの金融資産=「現実世界の資産」をブロックチェーン技術を使って、トークン化する技術・概念のことになります。

前回は、へデラ(HBAR)の提携企業と、Hedera Token Service(HTS)ついて書きました。

今回から、環境資産RWA企業についてです。

🔶RWAが誕生した背景について
くりぷと知っ得情報2月26日号🔶RWAを支える技術=オラクル(Oracle)について
くりぷと知っ得情報3月5日号🔶RWA銘柄へデラ(HBAR)=基本情報〜概要についてくりぷと知っ得情報4月9日号🔶へデラ(HBAR)のコンセンサスアルゴリズム「Hashgraph(ハッシュグラフ)」について〜前編
くりぷと知っ得情報4月16日号🔶へデラ(HBAR)のコンセンサスアルゴリズム「Hashgraph(ハッシュグラフ)」について〜後編
くりぷと知っ得情報4月23日号🔶へデラ(HBAR)の社会実装の実例について
くりぷと知っ得情報4月30日号🔶へデラ(HBAR)の提携企業の実例とHedera Token Service(HTS)について
くりぷと知っ得情報5月7日号

ESG/環境資産RWA

ESGとは、企業が「環境(Environment)」「社会(Social)」「ガバナンス(Governance)」にどれだけ配慮しているか、数値で客観的に示すものです。

Zoniqx(ゾニクス)

Zoniqx(旧称:Tassets)は、米シリコンバレーに本拠を置くフィンテック企業で、へデラ(HBAR)ネットワークを活用して実世界資産(RWA)のトークン化を推進しています。

Zoniqxの主な事業内容(HEDERA提携)

Tokenization Platform as aService(TPaaS)


Zoniqxは、へデラ(HBAR)の高速性、低手数料、環境への配慮(カーボンネガティブ)を活用し、不動産、私募ファンド、債券、カーボンクレジットなど、企業が現実世界の資産(RWA)をトークン化(デジタル化)するための一式の機能をクラウド上で提供するサービス

Tokenization Platform as a Service(TPaaS)

を構築しています。

わかりやすく言うと

土地や株式、再エネ証明書などの資産を、ボタン一つでデジタル証券にできるしくみ

を、まるごと貸し出すサービスになります。

環境保護活動(例:植林、再エネ事業)によって得られるCO₂削減量(カーボンクレジット)を、Hedera Token Service(HTS)でトークン化し、ESG投資家が透明性の高い形で取引・保有できるようになっているため、企業にとっては、ブロックチェーンの技術を気にせず、簡単に資産をデジタル化できる点がポイントになります。

Tokenized Asset Lifecycle Management(TALM)


Zoniqxは、「トークン化された資産の発行から終了(償還)までの全プロセスを一元管理する仕組み」

Tokenized Asset Lifecycle Management(TALM)

を、セキュリティトークン(デジタル証券)の中核的な考え方として、採用しています。

TALM(Zoniqx × HEDERA:カーボンクレジットのトークン管理)

環境保護のため、企業が排出したCO2を相殺する動き「カーボンクレジット」について、以前書きました。

ただ、従来のアナログな管理では「二重計上」とか「不透明な履歴」とか「市場流通が困難」などの問題がありました。

そのカーボンクレジットの管理に一役買うのが、Tokenized Asset Lifecycle Management(TALM)です。

主な流れ(イメージ)

1、資産のトークン化
例えば、環境団体などが発行したカーボンクレジットをHedera Token Service(HTS)上でトークンとして発行。
2、証明・記録
へデラ(HBAR)ブロックチェーンにより、いつ・誰が・どの活動で削減したかが改ざん不能に記録される。
3、売買・譲渡
環境に配慮する企業同士が、自由に取引できる(P2Pまたはマーケットプレイス)。
4、償却(リタイア)
実際に排出量を相殺するために使用された時点で、トークンは「償却」=再利用不可になる。
二重使用・偽造を防ぐ透明性があるので、世界中の企業が取引に参加可能になり流動性が担保され、さらに配布や償却をスマートコントラクトで管理されます。
すでに、Zoniqxは、へデラ(HBAR)のHedera Token Service(HTS)を用いて、カーボンクレジットのトークン化を行い、発行・トレース・償却までをTokenized Asset Lifecycle Management(TALM)で一元管理しています。
「木を植えた証明書」を1枚ずつへデラ(HBAR)ブロックチェーン上でデジタルに管理し、使ったらその証明書は「バーンして(燃えて)」もう使えない=償却される仕組みといったイメージです。

おわりに

次回は、へデラ(HBAR)ブロックチェーン上での、RWA(現実資産)のトークン管理や移転について、書いていこうと思います。
お読みいただきありがとうございました。