RWA銘柄チェーンリンク(LINK)について④くりぷと知っ得情報4月2日号

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
シリーズで、RWA(Real World Assets:リアル ワールド アセット)の代表的銘柄、チェーンリンク(LINK)について書いてきました。

RWAは、株式・不動産・金・国債などの金融資産=「現実世界の資産」をブロックチェーン技術を使って、トークン化する技術・概念のことになります。

🔶RWAが誕生した背景について
くりぷと知っ得情報2月26日号🔶RWAを支える技術=オラクル(Oracle)について
くりぷと知っ得情報3月5日号🔶RWA銘柄チェーンリンク(LINK)について
くりぷと知っ得情報3月12日号🔶Chainlink Labsのプロジェクトについて(Part1)
くりぷと知っ得情報3月19日号🔶Chainlink Labsのプロジェクトについて(Part2)
くりぷと知っ得情報3月26日号

シリーズ最終回の今回も、チェーンリンク(LINK)の開発を行うChainlink Labsのプロジェクトについて、書いていきましょう。

Chainlink Labsの主なプロジェクト

?こんなこと思ったことありませんか?

宝くじやエアドロップ(取引所などが設定した条件をクリアすることで、暗号通貨やNFTを無料でもらえるイベント)で、

もし運営側が当選者を自由に決められたら、不正できるんなんじゃないの?

それ、本当にランダムに抽選してるのか、誰でもチェックできれば公平なのに‥‥

そんな、誰にも操作できない、公平なクジ引きができ、誰でも「本当にランダムか?」を検証できる技術があります。

Chainlink VRF(Verifiable Random Function)

はい、なんかまた、難しい言葉が出てきました💦
ので‥‥

一つ一つの言葉を分解してみましょう。

VRF(Verifiable Random Function)

・Verifiable(ヴェリファイアブル)=検証可能な→誰でも正しいかどうか確認できる
・Random(ランダム)=無作為、任意、手あたり次第→偶然性を持つ乱数を生成する
・Function(ファンクション)=関数→入力に対して計算を行う仕組み

VRF=誰でも検証できる、安全な乱数を生成する関数

と言うわけで、
VRF(Verifiable Random Function)とは、

安全で改ざんできないランダムな数を作る技術

と言う意味になります。

VRFがあれば、

💡宝くじやエアドロップでも、運営者は、結果を操作したりズルできない。
💡誰でも当選結果=ブロックチェーンデータが公平かチェック可能。
💡公正な抽選が求められる場面で大活躍。

といった優れものと言えます。

宝くじの当選番号

(本文内容と、画像は関係ありません)

こちら景色は、見たことあると言う方も多いかと思いますが、宝くじの抽選会の画像です。

宝くじの当選番号は、運営者が決めますが、これ‥‥「ズルできるかも?🤔」と思ったことがある人もいるはず。

でも、Chainlink VRFを使うと…?
誰にも操作できない、公平なクジ引きができるというものです。


システムがVRFにリクエスト

例えば、当選番号をランダムに決めるとき

①VRFがリクエストを受け取る

システムがVRFに「ランダムな数をちょうだい」とお願いします。

②VRFが秘密鍵を使って乱数を生成

VRFが秘密鍵を使ってランダムな数を作ります。でも、この鍵は外部から見えないため改ざんできないものです。

③VRFが公開鍵を使って、証明(Proof)を作る

VRFは、「この乱数は、本当にランダムで改ざんされていないよ」と証明できる情報を一緒に作成します。

④誰でも「この乱数は正しい」と確認できる
ブロックチェーンの公開鍵
から証明(Proof)を使って、誰でも「この乱数は正しい」と確認でき、ズルや不正ができないので、透明性を確認できます。


秘密鍵、公開鍵については、こちら


 

さて、ここから、さらにChainlink Labsのプロジェクトについて、進めていきましょう。
そのプロジェクトは、Chainlink Automation(チェーンリンクオートメーション)と言います。

Chainlink Automation(チェーンリンクオートメーション)

結論から言います。
Chainlink Automationは、

自動でスマートコントラクトを動かすロボット

です。

クリプトスタディ(クリスタ)資料から抜粋

スマートコントラクトは「条件付きプログラム」

スマートコントラクトは「一定の条件を満たせば実行されるプログラム」です。

自動販売機

スマートコントラクトは、よく自動販売機に例えられます。
・お金を入れる
・ボタンを押す
・契約が成立し、自動でジュースが出てくる
と言うように、自動販売機のルールは決まっています。
ですが、ボタンを押さなければ、ジュースは出てきません。
自販機のボタンを押すと言う「きっかけ」(トリガー)が必要であると同様、スマートコントラクトにおいても、「トランザクション(送金等の取引)」と言う「きっかけ」(トリガー)がないと動かない仕組みになっています。

そ・こ・で‥‥

Chainlink Automationの出番

となります。

「誰かが手動でトランザクションを実行しなくても、自動でトランザクションを送れる仕組み」がChainlink Automation(チェーンリンクオートメーション)になります。

Chainlink Automationは、スマートコントラクトで「トランザクションを送る係」みたいなイメージですね。


例えば‥‥

サーバーの定期的な更新

サーバーの定期的な更新をする場合。

・中央主権的プログラムは、定期的に手動でデータ更新し、更新内容をチェックします。

・一方、Chainlink Automationは、定期的な処理(報酬配布、金利計算など)を自動的に実行し、条件が満たされたら自動でトランザクションを送信し、スマートコントラクトが処理を実行してくれると言うものです。

おわりに(まとめ)

チェーンリンク(LINK)について、シリーズで書いてきました。
チェーンリンク(LINK)の社会実装が進むと、
・データの信頼性が向上する
・スマートコントラクトがリアルワールドとつながる
・クロスチェーンの取引が安全にできる(CCIP)
・ゲームやNFTの透明性が向上する(VRF)
・システムの自動化が普及する(Chainlink Automation)

ま・さ・に‥‥

ブロックチェーンと現実世界をつなぐ架け橋

です。
金融、保険、ゲーム、ブロックチェーン間の取引がより安全で透明になり、スマートコントラクトの自動化が進むことで、不正や改ざんを防ぎ公正な取引環境が整うことで、社会のより効率化、平等化が進む期待がされています。
今回まで、シリーズでお読みいただきありがとうございました。