暗号通貨モネロ(XMR)について④くりぷと知っ得情報2月11日号

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
シリーズでプライバシー重視の分散型暗号通貨、「モネロ(XMR)」について書いています。
🔶モネロ(XMR)の概要と誕生の歴史
くりぷと知っ得情報1月21日号🔶モネロ(XMR)の創業メンバーと現在の中心メンバー(匿名多数)
くりぷと知っ得情報1月28日号🔶モネロ(XMR)の「テールエミッション」とは?
くりぷと知っ得情報2月4日号
前号では、モネロ(XMR)の「テールエミッション」について書きました。
テールエミッションを一言で言うと、
マイニング報酬をゼロにせず、少量を永続的に発行し続ける仕組み
で、その設計思想について、触れました。
今回からは、
モネロ(XMR)のマイニングの特徴
について書いていきます。
ちょっと難しい内容💦💦💦ですが、できるだけ分かりやすく書いていこうと思います。😅
まずは、マイニングの仕組み‥‥
ハッシュ関数(ハッシュアルゴリズム)
入力されたデータをもとにして作れれた適当な(適当に見える)値
です。
そして、ハッシュ関数(ハッシュアルゴリズム)とは、どんなデータでも一定の長さの
“暗号のような文字列”に変換する計算ルール
です。
暗号通貨では、改ざん防止と安全性の核になる超重要技術ですが‥‥
マイニングは、その
正しいハッシュ値を探す計算競争
をしています。
これを、例え話で言うと‥‥
マイニングは、金庫のダイヤル探し
🔹正しい番号だけ開く金庫
↓
🔹番号は総当たりで探すしかない
↓
🔹最初に開けた人が報酬
これがマイニングの本質です。
そして、
マイニングには、どんな機械が必要なの?
って、なりますよね?
ASIC(エーシック)
聞きなれない言葉が‥‥
ASIC(エーシック)とは、Application-Specific Integrated Circuitの略で、特定用途向け集積回路といわれます。
はい、難しい💦
これも、分かりやすくいうと、
ASIC(エーシック)とは、
特定の目的だけのために作られた超効率マシン
です。
と、その前に‥‥
CPU(シーピーユー)
パソコンの仕様で、よくCPU(シーピーユー)という文字を目にしたり、聞いたことありますよね?
この「CPU」とは、Central Processing Unitの略で、中央処理装置と訳されます。
「CPU」は、「コンピュータの頭脳」のことで、計算する、アプリを動かす、動画を再生する、クリックに反応する‥‥など、パソコンやスマホの中で考えて、判断して、命令を実行するといった役割を果たします。
「〇〇コア」とかは、「CPU」の性能を表しますが、単純に、
🔹4コアだと4人の作業員
🔹16コアだと16人の作業員
みたいに、人数が多いほど仕事が早いように、コア数が多いほど同時作業に強いものです😃
CPU(シーピーユー)とは、
パソコンなどに搭載され、何でもできる万能型頭脳
GPU(ジーピーユー)
「GPU」(ジーピーユー)は、Graphics Processing Unitの略で、画像処理装置と訳されます。
もともとはゲームや映像処理のために作られ、大量の単純計算を同時に処理するのが得意なプロセッサ(Processor:データ処理する半導体チップ=頭脳)です。
CPUと比べると、「同じ作業を一気にこなす力」が強く、マイニングにおいても、一時期、GPUマイニングが主流になりました。
「GPU」(ジーピーユー)は、
同じ作業を一気にこなす並列処理のプロ
「GPU」(ジーピーユー)の代表的企業は、NVIDIA、AMDなど
ASIC(エーシック)
はい、ここでまた、ASIC(エーシック)に戻ります。
CPU(シーピーユー)に対して、ASIC(エーシック)は、先ほど書いたように、「特定の、目的だけのために作られた超効率マシン」です。
ので、普通のパソコン(CPU)は「何でもできる万能型」なのに対し、
ASIC(エーシック)は、
1つの仕事だけを、異常な速さでこなす職人マシン
で、暗号通貨では主に
マイニング(計算競争)専用機
として使われます。
🔶圧倒的な性能
ASICは、同じ電力ならCPUの何十倍〜何百倍の計算力を持ち、
🔶電力効率が高い
ASICは、マイニングでは超重要な、電力効率を持ち、
🔶用途は限定
ビットコイン(BTC)用のASICの場合、他の暗号通貨は掘れないことが多く、
潰しが効かない面、デメリットもあります。
また、
ASIC(エーシック)は、高価で、入手が難しく、大量設置が必要となるため、資金力のある企業が支配しやすい状況となることから、ので、暗号通貨の理念である「分散」に反する可能性もあると言えます。
ASIC(エーシック)の、代表的企業は、Bitmain社、IceRiver社など
マイニングの有名暗号通貨を比較(概要)
マイニングには、普通のパソコンとは“別次元の計算力”を持つASIC(エーシック)がないとダメなの?
ここからは、マイニング、PoW(Proof-of-Work)を採用する、著名な暗号通貨、ビットコイン(BTC)、カスパ(KAS)、そしてモネロ(XMR)について、使うマイニングマシンの思想の違いを見て行こうと思います。
それぞれの暗号通貨のコンセプトの違いが見えてきます。
ビットコイン(BTC)
超高性能ASIC(エーシック)=プロ向け専用機で、巨大設備が必要。
ビットコイン(BTC)を掘ることだけに全能力を振り切ったマシンで、SHA-256というハッシュ計算を何兆回も繰り返すマシンで競争絵推しています。
ASICはこの計算だけをするために設計されています。(詳細は、次回)
競争に勝つには計算力がすべてだから、個人では勝てない、
「資本力ゲーム」寄りの構造の側面
があります。
カスパ(KAS)
ASIC(エーシック)中心だけど、比較的新しい市場なので、ASICが主流になりつつあるアルゴリズムで、
kHeavyHashという、新しい計算アルゴリズム
を使用しています。(詳細は、次回)
モネロ(XMR)
CPU(シーピーユー)中心=一般のパソコンでも参加可能で、RandomX(ランダムエックス)という計算アルゴリズムを採用し、高価なASICは不要。(詳細は次回)
RandomX?ASICは不要?

おわりに
今回はここまでです。
次回は、この続き。
同じマイニングでも、マイニングマシーンの思想の違い、ビットコイン(BTC)、カスパ(KAS)、そしてモネロ(XMR)の比較をしていきます。
お読みいただいてありがとうございました。