RWA銘柄ステラ(XLM)について①くりぷと知っ得情報5月28日号

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
シリーズで、RWA(Real World Assets:リアル ワールド アセット)について書いています。

RWAは、株式・不動産・金・国債などの金融資産=「現実世界の資産」をブロックチェーン技術を使って、トークン化する技術・概念のことになります。

🔶RWAが誕生した背景について
くりぷと知っ得情報2月26日号🔶RWAを支える技術=オラクル(Oracle)について
くりぷと知っ得情報3月5日号

今回からは、RWA代表的銘柄の一つ、ステラ(XLM)について、書いていきます。

ステラ(XLM)基本情報

ブロックチェーン名称

Stellar Ledger(ステラ・レジャー)

トークン名称/ティッカーシンボル(通貨)

Stellar(ステラ)/XLMネイティブトークン=Lumen(ルーメン)/XLM

開発技術企業

Stellar Development Foundation(SDF)

ローンチ(公開)日

2014年7月

発行枚数(最大供給量)

500億枚(50,000,000,000 XLM)

循環供給量(※)

310.05億枚

コンセンサスアルゴリズム

Stellar Consensus Protocol(SCP)
BFTベースの独自アルゴリズム

価格(日本円)

41.39円

世界時価総額ランキング

15位

時価総額(日本円)

1兆2880億円

2025年5月27日現在、CoinMarketCap調べ

Stellar(ステラ)/XLMは、「誰でも簡単に送金・資産交換ができる世界」を目指すプロジェクトで、特に新興国での利用や金融包摂に強くフォーカスしています。
リップル(XRP)と似たビジョンを持ちながらも、非営利的でオープン性の高い姿勢が特徴です。

(※)循環供給量とは、市場で流通し、公に取引されている暗号通貨の量。株式市場で言えば、流通している株式に相当します。

Stellar(ステラ)/XLMの開発は、非営利組織としての運営や、金融包摂(※)を重視した設計が特徴です。

(※)金融包摂(きんゆうほうせつ)とは、貧困や差別などによって金融サービスから取り残され、経済的に不安定な状況にある人々が、基本的な金融サービスにアクセスできるようにする取り組みのこと。

共同創設者JED(ジェド)&JOYCE(ジョイス)

Jed McCaleb(ジェド・マケーレブ)とJoyce Kim(ジョイス・キム)は、暗号通貨プロジェクト「Stellar(ステラ)/XLM」の共同創設者として知られています。
それぞれが異なるバックグラウンドを持ち、金融技術の進化に大きく貢献しています。

Jed McCaleb(ジェド・マケーレブ)

Steller The Foundation Teamから

Jed McCaleb(ジェド・マケーレブ)は、技術革新と社会的影響を重視する起業家で、分散型ネットワークを通じて金融システムの改善を目指しています。
Jed McCaleb(ジェド・マケーレブ)の経歴を、まとめました。

eDonkey2000開発

eDonkey2000(イードンキー2000)は、2000年代初頭に流行したP2P(ピア・ツー・ピア)型のファイル共有ソフトです。P2Pとは「Peer to Peer(ピア・ツー・ピア)」の略で、利用者どうし(=ピア)が直接つながってやりとりする仕組みのことで、P2P型ファイル共有ソフトは「みんなで直接ファイルを交換する仕組み」です。
インターネット黎明期に革命を起こした技術で、今のブロックチェーンや分散型Web(Web3)の基礎にもなっています。
音楽、映画、ソフトなどのファイルを自由に大容量ファイルを交換できる革新技術でしたが、著作権侵害に使われるケースが多く、2006年に米当局の圧力で閉鎖となりました。

Mt.Gox(マウントゴックス)創設

Mt. Gox(マウントゴックス)は、ビットコイン(BTC)の初期普及をけん引しながら、史上最大の暗号通貨流出事件によって破綻した象徴的な取引所です。
2010年に、Jed McCaleb(ジェド・マケーレブ)が設立。
元は、Magic The Gathering Online eXchange(マジック   ザ・ギャザリングオンライン交換所)で、トレーディングカードを売買するオンライン交換所として渋谷に開設されました。
2011年に、フランス人のMark Marie Robert Karpelès(マルク・カルプレス)に運営を引き継ぎ、世界のビットコイン取引の約70%を占める超巨大取引所になりましたが、2014年、約85万BTC(当時約470億円)流出という大規模ハッキング事件により、破綻。
その後の暗号通貨規制強化と日本の暗号通貨交換業制度の誕生に影響を与えました。

リップル(XRP)共同創設者

暗号資産業界の初期から活躍する起業家、Jed McCaleb(ジェド・マケーレブ)は、リップル(XRP)の共同創設者兼CTO(最高技術責任者)として知られています。
彼は2011年ごろ、ビットコイン(BTC)の仕組みに限界を感じ、より高速かつ低コストな送金システムの必要性を求め、David Schwartz(デビット・シュワルツ)、Chris Larsen(クリス・ラーセン)らと共にリップル(XRP)プロジェクトを立ち上げました。
リップル(XRP)は従来のブロックチェーンではなく、「XRP Ledger(XRP台帳)」という独自技術を採用し、国際送金を高速かつ安価に実現することを目的としています。
Jed McCaleb(ジェド・マケーレブ)は初期のプロトコル設計や、リップル(XRP)の発行に深く関与しましたが、ビジョンの違いなどから2013年にCTOを退任。
その後、Joyce Kim(ジョウイス・キム)と共に、Stellar(ステラ)/XLMを立ち上げています。

Joyce Kim(ジョイス・キム)

Joyce Kim(ジョウイス・キム)は、法務、テクノロジー、ベンチャーキャピタルの分野での経験を活かし、Stellar(ステラ)/XLMの設立と運営に貢献しました。
特に、金融包摂や社会的影響を重視したアプローチが評価されています。

Bitcoinwikiから

Joyce Kim(ジョウイス・キム)は、2014年から2016年までStellar Development Foundation(SDF:ステラ開発財団)のエグゼクティブ・ディレクターを務め、組織の戦略やパートナーシップの形成を主導しましたが、現在、Stellar Development Foundationの役職チームから退任しています。

おわりに

今回は、RWA代表的銘柄の一つ、ステラ(XLM)の概要、創設者について書きました。
続きはまた書いていきます。
お読みいただき、ありがとうございました。