ブロックチェーンのレイヤー2とは⑤くりぷと知っ得情報2月21日号

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
シリーズで、ブロックチェーンのレイヤー2について、書いています。
前回までの関連記事
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今回は、イーサリアムのレイヤー2(セカンド)の代表的な銘柄、MATIC(Polygon)について書きます。
私が応援、所属しているJAMDAOのNFT(Non-Fungible Token:唯一無二のデジタル会員証)も、Polygonブロックチェーンを使用しています。
ミントのスピードや、ガス代も安いです。
MATIC(Polygon)
Polygon(ポリゴン)は、イーサリアムのレイヤー2(セカンド)の1つで、イーサリアムとの相互運用性を持ちながら、イーサリアムと同様にDApps(分散型アプリ)などの開発ができるブロックチェーンです。
そのPolygonの基軸通貨がMATICトークン(MATIC:マティック)で、DApps内での決済やネットワーク手数料の支払いなどに用いられます。
イーサリアム開発者の「Jaynti Kanani」「Sandeep Nailwal」「Anurag Arjun」らによって、2017年10月にMaticNetworkとして立ち上げられました。
2021年2月に、MATICからPolygonに改称されましたが、基軸通貨の方は名称が変わらず、MATICトークンと呼ばれています。
また、2023年7月には、次世代のネイティブトークンとして「POL」(正式名称「ポリゴンエコシステムトークン」が提案されています。(※)
トークン名称 | MATICトークン |
ティッカーシンボル(通貨) | |
発行枚数 | 100億枚 |
コンセンサスアルゴリズム | PoS(Proof of Stake) |
価格(日本円) | 146円 |
時価総額ランキング | 14位 |
時価総額 | 約1兆4,117億円 |
2024年2月20日現在、CoinMarketCap調べ
(※)現時点ではユーザーは、MATICをPOLに交換する必要はありません。
MATIC(Polygon)の特徴
Polygonは、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解消するために考案された、レイヤー2(セカンド)ブロックチェーンの代表です。
スケーラビリティ問題とは、取引が集中するとブロックチェーン上の取引の処理遅延や、手数料が高騰してしまう問題のことでしたよね。
レイヤー2の登場によって、相互運用性を持つレイヤー2上でも取引を実行できるようになり、メインのブロックチェーンであるイーサリアムの負担は、軽減されることになります。
速度が速く手数料が安い
イーサリアムは通常1秒あたり15件の取引処理が可能とされていますが、ポリゴンは1秒あたりに約7,000件の処理ができます。
また、レイヤー2ソリューションによる「処理性能の向上」や「ガス代(送金手数浪)の削減」といった特徴があります。
レイヤー2ソリューションは、取引を処理する一連の仕組みごとにさまざまな種類が存在します。
ペイメント、ステートチャンネル
RAIDEN、LIGHTNING NETWORKなど
サイドチェーン、Plasma
Polygon、OMGなど
Plasmaは、イーサリアムなどのルートチェーンとは別のチェーン(サイドチェーン)で取引を処理し、一部のデータのみをルートチェーンに返すことで、高い処理能力を実現します。
レイヤー2がレイヤー1(メインネット)上に構築されているのに対して、サイドチェーンは、独立した別のブロックチェーン上に構築されているという点で、違いがあります。
ロールアップ
Optimism、zkSyncなど

一連の取引の流れなどを要約したデータのみをルートチェーンに記録し、取引の検証などはサイドチェーン側で担います。
Polygonでは、サイドチェーン(Polygon側)で行われた取引の検証・証明を行うために、コンセンサスアルゴリズムのPoS(プルーオブステーク=通貨の保有量が多いほどブロックを生成できる確率が高まる)を採用しています。
安全性と高い処理能力を実現するために、取引を処理する流れに3つのレイヤー(役割)が存在します。

出典;https://polygon.technology/polygon-pos
1、最初のレイヤーイーサリアム上にスマートコントラクトを構築
2、PoSのバリデーター(取引を検証するユーザー)レイヤー(Heimdall)
3、ブロックに取引をまとめるレイヤー(Bor)
実際の取引内容は、3から1にかけて集約・検証されていき、最終的に要約された内容がイーサリアムへ記録されます。
おわりに
今回は、イーサリアムのレイヤー2ソリューションの代表格と言えるMATIC(Polygon)について書きました。
レイヤー2と言っても、さらに多くの種類や概念があるので、難しく感じますね。
今回はここまでです。
お読みいただき、ありがとうございました。