RWA銘柄ステラ(XLM)について⑤くりぷと知っ得情報6月25日号

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
シリーズで、RWA(Real World Assets:リアル ワールド アセット)について書いています。
RWAは、株式・不動産・金・国債などの金融資産=「現実世界の資産」をブロックチェーン技術を使って、トークン化する技術・概念のことになります。
🔶RWAが誕生した背景について
くりぷと知っ得情報2月26日号🔶RWAを支える技術=オラクル(Oracle)について
くりぷと知っ得情報3月5日号🔶RWA銘柄ステラ(XLM)の概要くりぷと知っ得情報5月28日号🔶RWA銘柄ステラ(XLM)の特徴
くりぷと知っ得情報6月4日号🔶RWA銘柄ステラ(XLM)の特徴と社会実装例
くりぷと知っ得情報6月11日号🔶RWA銘柄ステラ(XLM)の社会実装例
くりぷと知っ得情報6月18日号
ステラ(XLM)は、「誰でも簡単に送金・資産交換ができる世界」を目指すプロジェクトで、特に新興国での利用や金融包摂(貧困や差別などによって金融サービスから取り残され、経済的に不安定な状況にある人々が、基本的な金融サービスにアクセスできるようにする取り組みのこと)に強くフォーカスしています。
リップル(XRP)と似たビジョンを持ちながらも、非営利的でオープン性の高い姿勢が特徴です。
今回は、前回に引き続き、ステラ(XLM)の社会実装例、提携企業について書いていこうと思います。
ステラ(XLM)の社会実装の進捗
MoneyGram(アメリカ)
MoneyGramは、1998年にアメリカのテキサス州ダラスに本社を置く国際送金サービス企業です。
世界200か国以上で送金、P2P決済(※)、公共料金支払いなどを展開する国際送金サービス企業で、400,000以上の代理店ネットワークを擁し、大規模な金融サービスを提供しています。
(※)Peer to Peer決済の略で、支払い側と受け取り側が直接資金をやり取りする決済方式です。

SDF×MoneyGram
Stellar Development Foundation(SDF)とMoneyGramは2021年10月、ステラ(XLM)ネットワーク上でUSDC(※)を用いた、「Crypto to Cash」(現金⇄ステーブルコイン)のサービスを立ち上げ、提携しました。
(※)USDCは、アメリカのCircle(サークル)社とCoinbase(コインベース)が立ち上げた、米ドルと1:1で裏付けされたステーブルコインであり、その信頼性や規制対応への準拠、法的なクリアさで非常に高く評価されています。
「Crypto to Cash」サービスは、モバイルウォレットと現金をつなぐ革新的な仕組みです。

次のような簡単な流れでです。
使い方の流れ
Cash-In(現金→ステーブルコイン)
ウォレットアプリから店舗選択→現金を支払い→USDCとしてウォレットに反映
Cash-Out(ステーブルコイン→現金)
ウォレットで出金指示→店舗で確認→USDCを現金として受け取り
銀行口座不要、即時取引、規制対応済、170か国以上・48万拠点で利用可能といった、利便性が特徴です。
SEP-24
SEP-24は、ステラ(XLM)ネットワーク上で法定通貨と暗号通貨(例:USDC)をやり取りするための標準仕様=プロトコルで、「ユーザーがウォレット内から、現金の入出金(Cash-in/Cash-out)を簡単に行える仕組み」を提供するためのインターフェース(※)仕様です。
MoneyGramの「Crypto to Cash」サービスでは、ユーザーがウォレットアプリ内で入出金操作を行い、裏でこのSEP-24を使って、MoneyGram側の現金処理と連携しています。

(※)インターフェースとは、マウスやキーボード、タッチスクリーン、音声認識などのように、異なるシステム、装置、またはソフトウェア間の相互作用を可能にする境界や接続点のこと。
おわりに
ステラ(XLM)の社会実装例、提携企業について、今回はMoneyGramの「Crypto to Cash」サービスについて書きました。
次回は、いよいよ最終回、ステラ(XLM)の可能性として、PayPalのステーブルコイン=PYUSDにおける第三のチェーンについて、書いていきます。