RWA銘柄アバランチ(AVX)について⑥くりぷと知っ得情報11月5日号

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
シリーズで、RWA(Real World Assets:リアル ワールド アセット)について書いています。
RWAは、株式・不動産・金・国債などの金融資産=「現実世界の資産」をブロックチェーン技術を使って、トークン化する技術・概念のことになります。
🔶RWAが誕生した背景について
くりぷと知っ得情報2月26日号🔶RWAを支える技術=オラクル(Oracle)について
くりぷと知っ得情報3月5日号🔶アバランチ(AVX)のRWA=債権・クレジット商品(信用商品)編
くりぷと知っ得情報10月1日号🔶アバランチ(AVX)のRWA=国債・公債編
くりぷと知っ得情報10月8日号🔶アバランチ(AVX)のRWA=ステーブルコイン編vol.1
くりぷと知っ得情報10月15日号🔶アバランチ(AVX)のRWA=ステーブルコイン編vol.2
くりぷと知っ得情報10月22日号🔶アバランチ(AVX)のRWA=番外編‥‥日本のステーブルコインプロジェクトまとめ
くりぷと知っ得情報10月29日号
前号では、少し角度を変えて、アバランチ(AVX)の番外編として、現在進行中の日本国内で注目される「ステーブルコイン/関連プロジェクト」を、ピックアップしてみました。(2025年10月時点)
その中にはアバランチ(AVX)の開発部門であるAva Labs(アバラボス)との連携のプロジェクトも多数ありました。
今回は、アバランチ(AVX)上のステーブルコイン、安定コイン分野で動いてるプロジェクトの具体例をさらに書いていきます。
NONCO(ノンコー)の「FX On-Chain」

Nonco(ノンコー)は、機関投資家や企業向けにデジタル資産流動性ソリューション(課題解決)を提供する、米国を含むグローバルに拠点を持つデジタル資産企業です。(公式"X")
2016年頃に設立/活動開始したと公開されていますが、現在はグローバル展開をしています。
特に、ステーブルコイン、法定通貨、外国為替(FX)等の流動性を「オンチェーン」で実現するプロトコル「FX On-Chain」を、アバランチ(AVX) ネットワーク上で提供開始しています。
「FX ON-CHAIN」の主な機能・特徴
オンチェーンFX取引
従来オフチェーンだった銀行・FX市場の流動性を、スマートコントラクト、ステーブルコインを使ってブロックチェーン上に引き出します。
たとえば、ドル建てステーブルコイン(USDC、USDT、AUSDなど)などの米ドル建てステーブルコインと、メキシコペソやブラジルレアルなどのローカル通貨間の自動変換が可能となり、約5%安価な国際送金と透明性の高いクロスボーダー決済が実現できるようになったと報じられています。
アバランチ(AVX)をインフラに選定
アバランチ(AVX)の高速性、低手数料、EVM互換性、スケーラビリティがこの用途に合っているとされていて、、Nonco(ノンコー)の設計思想に合致していると公表されています。

進捗
メディア報道でも、機関向けの流動性、ステーブルコインの変換フロー、スマートコントラクトによる取引ライフサイクルの自動化といった設計が紹介されています。
また、投資・支援体制も整ってきており、資産運用大手VanEck(バンエック)がNoncoに対して支援を発表しているなど、機関投資家からの信頼も得つつあると報じられています。
アバランチ(AVX)をはじめとするブロックチェーン基盤を活かして、既存金融市場の裏側にある機関インフラをオンチェーン化する動きの先駆けと言え、注目されています。
KRW1
KRW1は「韓国初のウォン建てステーブルコイン」のひとつとして、「PoC(Proof of Concept:概念実証段階)」という報道があります。
発行主体
BDACS(Busan Digital Asset Custody Services)は、韓国・釜山拠点のデジタル資産カストディ会社で、2025年9月に、韓国初のウォン建てステーブルコインに関して、新たなアイデアやコンセプトの実現可能性、得られる効果などを検証に入ったと公表しました。
韓国KRW(ウォン)、「1KRW」=「1KRW1」を目指すペッグ型の通貨で、Woori Bank(ウリィ銀行:韓国の大手銀行)と連携。ウォン準備金を同行の口座で保管していて、アバランチ(AVX)ブロックチェーン上で発行されたと報じられています。
進捗
現段階の規制環境として、韓国ではウォン建てステーブルコインを巡る法制定・枠組み整備が進行中で、発行主体にBDACSのような銀行・準銀行系が関わることが想定されており、BDACSのKRW1はそれに先行する動きと見られています。
現在、新たなアイデアやコンセプトの実現可能性、得られる効果などを検証中ですが、実際の流通量・取扱先・ユースケースの普及度がまだ初期という報道も多く、商用化スケールまでの道筋に時間がかかると思われますが、韓国KRW(ウォン)建てステーブルコインが普及すれば、米ドルペッグのステーブルコインに依存してきたアジア・韓国の資産流動・決済構造に変化をもたらす可能性があります。
おわりに
シリーズで書いてきました、RWAの領域におけるアバランチ(AVX)ブロックチェーンについては、以上になります。
お読みいただきありがとうございました。