RWA銘柄アバランチ(AVX)について①くりぷと知っ得情報10月1日号

クリプトスタディ(クリスタ)の水野です。
シリーズで、RWA(Real World Assets:リアル ワールド アセット)について書いています。

RWAは、株式・不動産・金・国債などの金融資産=「現実世界の資産」をブロックチェーン技術を使って、トークン化する技術・概念のことになります。

🔶RWAが誕生した背景について
くりぷと知っ得情報2月26日号🔶RWAを支える技術=オラクル(Oracle)について
くりぷと知っ得情報3月5日号

以前、EVMを採用するレイヤー1ブロックチェーンとして、アバランチ(AVX)について書きましたが、今回からは、RWA銘柄としてのアバランチ(AVX)について書いていきます。

アバランチ(AVX)概略🔶AVXは、アバランチ(AVX)ネットワークのネイティブトークンで、ガス代と言われるネットワーク手数料や、ステーキング、ガバナンス(投票権)の手段などに使われます。
🔶アバランチ(AVX)は複数チェーン(C-Chain, X-Chain, P-Chain等)やサブネット(subnet)と呼ばれるカスタムチェーンを使える設計で、それぞれ用途を分けてスケーラビリティやカスタマイズ性を確保しています。(参考)

RWA分野でのアバランチ(AVX)

アバランチ(AVX)上で展開が報じられているRWAトークン化プロジェクトについては、下記の項目についてすでにトークン化されています。
分野として、
🔹債権・クレジット商品(信用商品)
🔹国債 / 公債、不動産🔹ステーブルコイン
などがあります。(参考)
今回は、それらの中でも
🔹債権・クレジット商品(信用商品)
について、買いていきましょう。

債務担保証券(CLO: Collateralized Loan Obligation)

何か難しい言葉が出てきました〜💦
聞き慣れない言葉ですが、実は金融の世界でかなり重要な存在です。
まずは、「債務担保証券(CLO: Collateralized Loan Obligation)」について、わかりやすく整理して説明していきましょう。

CLOとは?

CLOは、企業向けの貸付債権(ローン)を束ねて証券化した金融商品のことです。
具体的には、金融機関が保有する貸付債権(ローン)をまとめて証券化し、複数の債券に分割して発行されます。


これにより、金融機関は流動性の低いローン資産を市場性の高い債券に転換し、より機動的に資金調達が可能になるというものです。
例えば、銀行や金融機関が「A社に100億円、B社に50億円、C社に30億円」を貸しているとします。
これらのローンをまとめて「ひとつのパッケージ」にして、投資家に売り出すのがCLOです。つまり、「企業へのローン債権をまとめたファンドを、小口に分けて投資家に販売している仕組み」と考えるとイメージしやすいです。
CLOの仕組みCLOは「トランシェ(階層)」(※)と呼ばれる層に分かれています。
投資家は、自分のリスク許容度に応じてどの層を買うかを選びます。🔹AAAトランシェ(最上位)=シニアトランシェ
最も安全。破綻しにくい。利回りは低い(安定的)
🔹BBBやBBトランシェ(中位)=メザニン・トランシェ
リスクもリターンもそこそこ。
🔹エクイティトランシェ(最下位)
リスクが大きいが、うまくいけば利回りも大きい。アバランチ(AVX)は、この中の「AAAトランシェ(最も安全な層)」=シニアトランシェに投資する戦略で、RWAトークン戦略を進めています。(※)金融における「トランシェ」とは、フランス語で「部分」や「切片」を意味し、証券化商品などでリスクや利回りなどの条件に応じて資産のプールを区分した「層」や「区分」のことです。

なんか難しいですが、これらを踏まえて、アバランチ(AVX)の債権・クレジット商品(信用商品)分野でのRWAトークン戦略について解説します。

JAAA(AAA CLO Fund)CLOという、やや高度な金融商品をトークン化(RWA)して運用することは、かなり革新的なものなのかと思いますが、伝統的なクレジット市場をブロックチェーン上に引き込む実証例として、アバランチ(AVX)は、注目されています。JAAA(AAA CLO Fund)とは?JAAA(AAA CLO Fund)は、英字がいっぱい並んで頭が痛くなりますが(笑)、アバランチ(AVX)上で買える投資ファンドをトーク化したもので、中身は「CLO(企業ローンをまとめた債券)」の一番安全な部分(AAAランク)だけに投資するものです。投資家は、ドル建てのトークン(USDC等)で買うことができます。簡単に言うと、大企業向けローンの利息をまとめて受け取れる安全寄りの投資トークンになります。まとめると‥‥1、銀行が企業にお金を貸す(ローン)2、そのローンをたくさん集めて「束」にする→これがCLO3、CLOを安全度ごとに分ける(AAA~B、エクイティ‥‥)
これらは、先述のとおり、・AAA:安全、利回り低め・下の層:リスク高め、利回り高めアバランチ(AVX)上のJAAAは、この一番上の「AAA部分」だけを投資対象にしたトークンのことです。
JAAAの「J」とは?JAAA の「J」は、運用を担っている資産運用会社、Janus Henderson(ジャナス・ヘンダーソン)の頭文字を取ったものです。
Janus Henderson(ジャナス・ヘンダーソン)は、1934年にイギリス(ロンドン)で設立された「Henderson Group」と、1969年アメリカ(デンバー)で設立された「Janus Capital 」が2017年に合併して設立された、世界中の投資家向けに数十兆円規模を運用する大手資産運用会社です。まとめると‥‥🟩「JAAA」は、「Janus Henderson」が提供する、AAA格付けのCLOファンド(債務担保証券ファンド)で、投資対象は安全性の高い(AAA格)CLOで、伝統金融機関向けのプロダクト。🟩アバランチ(AVX)はブロックチェーン基盤で、RWA(実世界資産)トークン化プロジェクトを積極的に展開していますが、「JAAA」ファンドがアバランチ(AVX)上でトークン化されることで、投資家もブロックチェーン上でAAA格のCLOにアクセスできるようになります。「JAAA」は「Janus Henderson」のCLOファンドで、それをアバランチ(AVX)のブロックチェーン上に乗せて、個人投資家でもアクセスできるようにしたものになります。おわりにアバランチ(AVX)は、債権・クレジット商品(信用商品)という現実世界の資産をトークン化し、一般投資家等でも参入、購入できるようにしています。
次回は、国債 / 公債、不動産分野におけるアバランチ(AVX)の取り組みについて、買いていこうと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。