暗号通貨の未来を拓くKaspa(カスパ)⑪くりぷと知っ得情報12月25日号

クリプトスタディ(クリスタ)の、水野です。
シリーズで、暗号通貨の期待銘柄「Kaspa(カスパ)」について書いていますが、今年の締めくくりとして、今回が最終回となります。

🔶Kaspa考案者とその最初の論文について。
くりぷと知っ得情報10月16日号🔶Kaspaの、今日までの主な開発者、論文について。
くりぷと知っ得情報10月23日号🔶ビットコインの違いと、Kaspaのスタートアップについて。
くりぷと知っ得情報10月30日号🔶Kaspaを育てるコミュニティ
くりぷと知っ得情報11月6日号🔶Kaspaを育てるコミュニティ
くりぷと知っ得情報11月13日号🔶数多くのレイヤー1プロジェクトに影響を与え続けるKaspaくりぷと知っ得情報11月20日号🔶Kaspaの現在と今後
くりぷと知っ得情報11月27日号🔶Kaspaの開発を探る(開発済)
くりぷと知っ得情報12月4日号🔶Kaspaの開発を探る(計画中〜テスト中)
くりぷと知っ得情報12月11日号🔶Kaspaの現状と最新情報
くりぷと知っ得情報12月18日号

Kaspaは、創設者の「ヨナタン・ソンポリンスキー(Yonatan Sompolinsky)氏を始め、アビブ・ゾハール(Aviv Zohar)氏、ヨアド・レーベンベルク(Yoad Lewenberg)氏、シャイ・ウィボルスキー(Shai Wyborski)氏、マイケル・サットン(Michael Sutton)氏といった創設メンバーや、Kaspaの初期の牽引組織であるDAGLabsの元メンバーを中心に、現在では、投資家、暗号通貨愛好者、技術研究者などによって、コミュニティやSNSを通じて、オープンソースを活用して運営されています。

🔶GHOST(Greedy Heaviest-Observed Sub-Tree)DAG WHITEPAPER🔶DAGNIGHT WHITEPAPER


DAG Knightと呼ばれる新しいコンセンサスプロトコルが開発中で、さらなる高速性と安全性を提供、進化するKaspaが、世界中のプロジェクトや企業等から注目され、今後大きなムーブメントを起こすKaspa。
今回は、その可能性について買いていきます。

GRAYSCALE(グレイスケール)の投資商品

GRAYSCALE(グレイスケール)は、暗号通貨を投資商品として提供する世界最大級のデジタル資産運用会社です。
投資家がビットコインやイーサリアムなどの暗号通貨を直接購入しなくても、株式のように取引できる信託商品(Grayscale Bitcoin Trustなど)を通じて投資できる仕組みを提供していて、これにより、投資家は暗号通貨に投資する際の保管やセキュリティの手間を省くことができます。
現在、Kaspa(KAS)はグレイスケールの投資商品には含まれていませんが、将来的に投資商品に含めることを検討している暗号通貨のリストに挙げられています。

近い将来、Kaspa(KAS)がグレイスケールの投資商品として採用されると、特に機関投資家や規制順守を重視する投資家がKaspaに投資しやすくなり、新たな資金流入が期待され価格にポジティブな影響を与える可能性が高いです。
グレイスケールが大量にKaspa(KAS)を購入することで、需要が高まり、短期的な高騰と長期的な安定成長の両方が期待されます。

スマートコントラクトのその先に‥‥

現段階でKaspaは、Kasplexによって「KRC-20」トークン標準が導入され、これによりKaspaネットワーク上で基本的なスマートコントラクト機能が可能になりました。
KRC-20の導入は、Kaspaがスマートコントラクトや分散型金融(DeFi)機能を実現するための最初のステップで、Kaspa特有の高速で効率的なGHOSTDAGアルゴリズム、DAG Knightを活用することで、より優れたパフォーマンスが期待されています。
Kaspaがスマートコントラクト機能を実装した後、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)プラットフォームがKaspaエコシステムに導入されることで、以下のような展開が予想されます。

低手数料と高速性を活かしたNFTマーケットプレイス

KaspaのブロックDAG構造による高速取引と低い手数料は、NFT取引に非常に適しています。
高頻度のNFT取引が可能となり、リアルタイムのオークションや瞬時のNFT発行が実現でき、多くのNFTプロジェクトからの参入が見込めます。

Kaspaの技術特性による新しいユースケース

DAG Knightプロコトルが進化することで、メタバース(ブロックチェーン上の仮想空間)やゲーム、AIアート等で使用するアイテムやスキン(ソフトウェアなどの見た目のデザインを簡単に変更できる機能)が高速で取引可能になり、AIアートやリアルタイムデータを基にしたNFT生成が可能なプラットフォームへと大きく進展します。
NFTが所有者や使用状況によって変化する機能が、Kaspaの柔軟なスマートコントラクトにより可能になります。

クリエイターにとってのNFT

低い手数料は、クリエイターにとって高い収益性に繋がり、簡単なツールやテンプレートが整備されることで、初心者でもNFTを発行しやすいプラットフォームが期待されます。

DeFi(分散型金融)金融商品

Kaspaの高速度と手数料の低さにより、新しい金融商品の採用が想定できます。
例えば、NFTを使った担保型ローンや、NFTの分割所有、フラクショナル化(※)など、KaspaのDeFiエコシステムとの統合が進む可能性が期待できます。

(※)フラクショナルとは、「一つのものを細かく分割して所有・運用する」仕組みを指し、フラクショナルNFTは、高価なNFTを複数人で分割所有できる仕組みを言います。

コミュニティドリブンのエコステム

「コミュニティドリブン(Community-Driven)」とは、プロジェクトや活動がコミュニティ(参加者や支持者の集まり)を中心に運営され、方向性が決定される仕組みを指します。
Kaspaの分散型ネットワークの精神に基づき、NFTプラットフォームもオープンでコミュニティ主導型になる可能性が高く、DAO(分散型自律組織)によるNFTマーケットプレイスの運営の拡大も考えられ、Kaspaエコシステムが、暗号通貨市場を大きく模様替えしていく大きな期待が持てます。
さらに、KaspaのPoW(Proof of Work)は、効率的で比較的エネルギー消費が少ないため、環境に配慮したNFTプラットフォームとして評価される可能性があります。

Kaspa NFT Exchange(KNFT)の進展

Kaspa NFT Exchange (KNFT)は、Kaspaブロックチェーン上に構築されたNFTマーケットプレイスです。
Kaspaの革新的なBlockDAG技術を活用しており、高速かつ低コストで安全なNFTのミント、売買、取引を提供します。
このプラットフォームは、即時の取引確認とシームレスなユーザー体験を目指し、アーティストやクリエイター、コレクターにとって利用しやすい環境が大きく期待されています。
KNFTエコシステムには、ネイティブユーティリティトークンである「KNFTトークン」が存在し、取引手数料の支払い、リワード、プラットフォームのガバナンスに利用されます。
また、Kaspa上で独自のNFT規格「KRC-721」も進展していて、デジタルアート、コレクションアイテム、ゲーム内資産などのユニークな資産の作成と管理が可能となることが期待されています。
「KRC-721」は、Kaspaブロックチェーン上でNFT(非代替性トークン)を作成・管理するための標準規格で、この規格により、ユニークで改ざん不可能なデジタル資産を作り、所有権や取引履歴を安全に記録でき、NFTアートやゲームアイテム、メタバース関連プロジェクトなど、さまざまなユースケースでの利用が期待されます。

Kaspa Punks

Kaspaブロックチェーン上で最初に展開されるNFTコレクションとして、現在計画中なのが、KaspaPunksです。
このプロジェクトは、CryptoPunks(※1)に触発され、6000体のユニークなKaspaPunksを制作することを目指しています。
これらは6つのサブコレクションに分けられ、それぞれが独自のスタイルと特徴を持っています。
KaspaPunksはAI技術と人間のアーティストによる手作業で作られ、質の高いビジュアルを提供します。
コレクションの価格は1体あたり150Kaspa(KAS)に固定されており、投機的な要素ではなく、コレクターや歴史的価値を重視しています。
また、レジェンダリーと呼ばれる稀少なKaspaPunksもあり、30体のクラシックKaspaPunksを収集することで1体がランダムに付与されるキャンペーンも企画される予定です。
現在、KaspaPunksはホワイトリスト参加者向けに進行中で、KaspaのNFT標準「KRC721」のリリース後に本格的に展開される予定です。
参加希望者は、Kaspaコミュニティをサポートすることでホワイトリスト(※2)入りすることができます。
🔶Kaspa Punks「Telegram」
🔶Kaspa Punks「X」

(※1)CryptoPunksは、2017年にLarva Labsによって作られた、最初期のNFTプロジェクトの一つです。
10,000個のドット絵スタイルのキャラクターがあり、それぞれがユニークでEthereumブロックチェーン上に記録されています。
コレクターズアイテムとして非常に人気があり、高額で取引されることも多く、NFTの象徴的存在として、デジタルアートやNFT市場を広めるきっかけとなりました。
2022年3月にYuga Labs(ユガラボ)によって買収されました。

(※2)ホワイトリストとは、特定のNFTを事前に購入できるように優先権を与えられた人々のリストのことです。
これに登録されると、一般販売が始まる前に、限定的な条件でNFTを購入できるメリットがあり、これにより、人気のあるNFTを入手しやすくなったり、特別価格で購入できることがあります。
現在では「アローリスト」と呼ばれることが一般的になっています。

KaspaのzkProof(ゼロ知識証明)

zkProof(ゼロ知識証明)は、ある情報が真であることを証明するために、その情報自体を公開することなく証明できる暗号技術の一種で、スマートコントラクトの処理を効率化し、より安全化なものにします。
具体的には、情報を持っている人がその内容を知られることなく、相手にその内容が正しいと「証明」できるというものです。
現在のKaspaにはzkProof(ゼロ知識証明)は組み込まれていませんが、Kaspaの開発チームやコミュニティで将来的な可能性として、議論されています。

zkRollupの導入の可能性

zkRollupは、トランザクションを圧縮しながら正当性を保証する技術で、Layer2(セカンド)ソリューションとして注目されています。Kaspaは高スループットと低遅延を特徴とするブロックDAG(GHOSTDAG)を採用しており、zkRollupの技術と組み合わせることで、Kaspaユーザーやトランザクション内容を秘匿した取引を可能にし、企業間の取引や個人情報を安全に処理することが実現します。
Layer2でトランザクションを処理し、Layer1(Kaspa本体)に要約を送信し、ネットワーク負荷を減らし、トランザクション手数料を低く抑え、さらに、トランザクションの詳細を秘匿しつつ、正当性を保証できるというものです。。

スマートコントラクトとの統合

Kaspaは現在スマートコントラクト機能を持っていませんが、スマートコントラクト機能を提供する新たなフレームワーク「Sparkle」を、2025年夏までにリリースする予定です。

Sparkleの特徴

レイヤー1.5アーキテクチャ

Kaspaのベースレイヤーと緊密に統合された設計で、従来のレイヤー1とレイヤー2の中間に位置する独自の構造を持っています。

スマートコントラクトのサポート

このフレームワークにより、Kaspaネットワーク上でのスマートコントラクトの作成と実行が可能となります。

zk技術の統合

ゼロ知識技術(zk tech)を活用し、プライバシーとセキュリティを強化したスマートコントラクト環境を提供します。
以下の動画でSparkleに関する詳細な解説がされています。(音声が出ます)
[embed]https://www.youtube.com/watch?v=za1pQtxmI9c[/embed]

Kaspaのゼロ知識証明技術に関する進展はまだ初期段階にありますが、「Sparkle」リリースは、ネットワークのスケーラビリティやプライバシー向上のために重要なステップとなる期待があります。
今後の開発チームやコミュニティからの発表に注目しつつ、関連プロジェクトとの連携が進むかどうかが鍵となりそうです。

おわりに

Kaspaは現在、ビットコインのブロック生成が約10分を要するのに対し、現在Kaspaのブロックダグは1秒で1ブロック生成が実現、ビットコイン(BTC)の600倍の送金速度を持っています。
今後のアップデートにより、Kaspaのブロック生成は、1秒で10ブロック生成〜32ブロック〜100ブロック生成とアップデートすると同時に、スマートコントラクトの実装により、DeFi(分散型金融)やNFT、メタバースプロジェクトなどにおいても、多くのプロジェクトから利用されるブロックチェーンに成長していくことがイメージできます。
まさに、「暗号通貨の未来を拓く」Kaspaです。
期待しましょう!
今年も一年間、お読みいただいて、ありがとうございました。