暗号通貨の未来を拓くKaspa(カスパ)⑧くりぷと知っ得情報12月4日号

クリプトスタディ(クリスタ)の、水野です。
シリーズで、暗号通貨の期待銘柄「Kaspa(カスパ)」について書いています。
🔶Kaspa考案者とその最初の論文について。
くりぷと知っ得情報10月16日号🔶Kaspaの、今日までの主な開発者、論文について。
くりぷと知っ得情報10月23日号🔶ビットコインの違いと、Kaspaのスタートアップについて。
くりぷと知っ得情報10月30日号🔶Kaspaを育てるコミュニティ
くりぷと知っ得情報11月6日号🔶Kaspaを育てるコミュニティ
くりぷと知っ得情報11月13日号🔶数多くのレイヤー1プロジェクトに影響を与え続けるKaspaくりぷと知っ得情報11月20日号🔶Kaspaの現在と今後
くりぷと知っ得情報11月27日号
Kaspaは、創設者の「ヨナタン・ソンポリンスキー(Yonatan Sompolinsky)氏を始め、アビブ・ゾハール(Aviv Zohar)氏、ヨアド・レーベンベルク(Yoad Lewenberg)氏、シャイ・ウィボルスキー(Shai Wyborski)氏、マイケル・サットン(Michael Sutton)氏といった創設メンバーや、Kaspaの初期の牽引組織であるDAGLabsの元メンバーを中心に、現在では、投資家、暗号通貨愛好者、技術研究者などによって、コミュニティやSNSを通じて、オープンソースを活用して運営されています。
🔶GHOST(Greedy Heaviest-Observed Sub-Tree)DAG WHITEPAPER🔶DAGNIGHT WHITEPAPER
前回からは、Kaspaの現在と今後について書いていますが、今回はその続きです。
Kaspaと同ランクのレイヤー1銘柄‥‥その違い❶
Kaspaと同ランクのレイヤー1の暗号通貨のすべてが、
🔶Tier1取引所のBinance(バイナンス)(ユーザー数2.3億人)や、Coinbase(コインベース)(ユーザー数1.1億人)に既に上場済みであるのに対し、Kaspaはまだ上場していななく、Kaspaがまだ3.4億人ユーザーにリーチしていない
🔶Binance(バイナンス)が今後のKaspa上場に向けて積極的な情報発信をしている
点について、前号で書きました。
Kaspaと同ランクのレイヤー1銘柄‥‥その違い❷
レイヤー1の暗号通貨についても、それぞれプロジェクトのロードマップに従って開発を進めていますが、
🔶Kaspaの場合、取引データを格納せずに複数の取引データを同時に処理できる、DAG(Directed acyclic graph/有向非巡回グラフ)というプロトコルを採用し「最速のレイヤー1ブロックチェーン」に向けて、テスト段階である
🔶イーサリアム(ETH)が、「ワールドコンピュータ」を目指して開発したスマートコントラクト(Smart Contract)(※)機能について、Kaspaも実装に向けて開発を進めている
など、今後大きな可能性を秘めています。
(※)スマートコントラクト(Smart Contract)は、契約内容とその実行条件をあらかじめプログラミングしておくことで、仲介者を介さずに契約内容をブロックチェーン上で自動で実行する仕組みです。
イーサリアムは、このスマートコントラクトの開発から「ワールドコンピュータ」とも呼ばれています。
今回は、Kaspaの開発状況について、探っていきましょう。
Kaspaの開発を探る
Kaspaの公式サイトやgithubを通じて、Kaspaの開発のプロセスを確認できます。

DagKnightコンセンサス(済)

モバイルウォレット開発(済)

Kaspium(カスピウム)
Kaspaのモバイルウォレットに関しては、現在「Kaspium」という専用モバイルウォレットが開発され、iOSおよびAndroidで利用可能となっています。
Kaspiumは非管理型のモバイル(アプリ)ウォレットで、KASの送受信、ウォレットのインポートや作成、QRコードを使った即時送金機能、詳細な取引履歴の確認、UTXO表示(※)といった機能を備えています。
(※)UTXO(Unspent Transaction Output:未使用のトランザクション出力)は、BitcoinやLitecoinなど多くの暗号通貨プロジェクトでも採用されている、暗号通貨の運用やセキュリティの基盤を支える重要な概念で、二重支出(double-spending)を防ぐ仕組みが確立されています。
簡単にいうと、例えば‥‥
1、コンビニでコーヒー200円を買い、500円を払う→お金を出す=「入力」2、コーヒー代の200円を払う→必要な分だけ使う=「支払い」3、残り(お釣り)の300円(未使用のお金)が次に使えるお金として戻ってくる→残った分=「UTXO」
Kaspiumの設定については、こちら
Kaspaウォレット開発、github
Kaspanet.io
Kaspanet.ioのウォレットは、インストール不要でブラウザ上で動作するウェブウォレットになります。

KDX(Kaspa Decentralized Exchange)
KDXは、Kaspaエコシステム上に構築された分散型取引所(DEX)です。
スマートコントラクトを活用し、ユーザーが仲介者なしで資産を取引できる仕組みを提供し、Kaspa上でのDeFi(分散型金融)エコシステムの中核を担うものです。
Kaspiumが新規ユーザーの入り口となり、KDXが資産運用や取引の機会を提供することで、Kaspa全体の利用価値を高めていきます。

Kaspad
その他にも、技術者や開発者が新しい機能や改良を提案・実装できる場、オープンソースプロジェクトとして活用されている「github」の「Kaspad」では、Kaspa公式のリポジトリィ(repository:ファイルとか変更履歴とかを置いておく集積所)として、Kaspaエコシステムの信頼性と拡張性を保証する基盤を提供し、ネットワークを支える中核となっています。

RUST言語コーディング(済)

コーディングとは、プログラミング言語や、マークアップ言語を使って、コンピュータに命令する文章(ソースコード)を記述する作業をいいます。
Kaspaのプログラミング言語は、Go言語(Golang)(※)で書かれていたものが、RUST言語への書き換えが完了しました。
(※)Go言語とは、検索エンジンとして馴染み深いGoogleが開発したプログラミング言語です。
RUST(ラスト)言語での開発完了
RUST(ラスト)言語は、Webブラウザソフトウェア「Firefox」を開発しているMozillaが支援するオープンソースのプログラミング言語で、OS(Operating System)のコア部分の開発は、C言語やC++言語と相場が決まっていましたが、RUST言語は2015年にリリースされました。
OSのセキュリティ上の脆弱性の多くは、メモリ利用におけるバグに起因するものとされていて、C/C++を用いる限りはこれらの言語の特性から克服は困難とされてきました。
RUST言語は、脆弱性の解決をすべく、安全性と性能を兼ね備えたプログラミング言語で、独自の言語設計によりメモリ安全性(メモリ利用における安全性が言語によって保証されていること)を実現しています。
わかりやすく言うと、Rust言語は、コンピューターにとって「かしこくて安全なルールブック」を持った言語で、動きを速くしたり、安全にしたりするのが得意なものです。
つまり、Rust言語の性能と安全性により、高速で信頼性の高いKaspaブロックチェーンを実現します。
おわりに
今回はここまでです。
次回は、現在計画段階、テスト中〜開発段階の内容について、書いていこうと思います。
お読みいただきありがとうございました。